流動性の乏しい中でのリスク回避は、一時的…!?
◆リスク回避姿勢に押され、反落
※ご注意:予想期間は10月10日と表示されていますが、本日(10月9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったものの、前回/前々回が上方修正されました。
「慣らせば大きな変動なし」との認識が高まる中、「失業率の過去最低水準(3.7%)」となるなど、概ね好内容だったといえます。
ただ上値を模索するには至らず、その後は懸念した「米国債利回り急上昇⇒株安(リスク回避)」に押される格好となりました。
そして日米休場(米国は一部休場)となった昨日は、イタリア財政懸念が再燃し、さらに上海株が急落を演じました。
リスク回避フローが台頭し、ドル円は先月27日以来の112.821円まで一時売り込まれています。
ただ200ドル超の下落を見せていたNYダウが大きく持ち直した(引けは39ドル高)ことでリスク回避姿勢は幾分萎み、113円前半へと持ち直して昨日の取引を終えています。
◆「下がりやすくなった」という面があるのは否めないが・・・?
本日も主だったイベントが不在なだけに、引き続き、日経平均/上海株をはじめとした「株価動向」を睨みながらの展開が想定されるところです。
ただ「国内勢のドル買い遅れ」は顕著であり、昨日までの下落で「手当てが済んだ」と考えるのはちょっと想定しづらいところでもあります。
テクニカル的にも、昨日の下値を支えた“20日移動平均線(本日は112.915円)”が113円割れで展開しており、仮に割り込んでも“日足・一目均衡表基準線(同112.463円)”も控えています。
113円を割り込んだことで「下がりやすくなった」という面があるのは否めませんが、それのみで「下値を探る」と見るのは微妙…。
後は「株価動向⇒リスク回避フローの継続性」次第ということになりますが、「すでにある程度下げた」を念頭に対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.101(10/5高値)
上値4:113.944(10/8高値、大台)
上値3:113.888(10/4~10/8の61.8%戻し、ピボット1sレジスタンス)
上値2:113.684(10/4~10/8の50%戻し)
上値1:113.554(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:113.219
下値1:112.915(20日移動平均線、大台)
下値2:112.821(10/8安値)
下値3:112.712(ピボット1stサポート)
下値4:112.550(9/27安値)
下値5:112.433(9/24安値、9/7~10/4の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:48 ドル円 抵抗・支持ライン追加
※ご注意:予想期間は10月10日と表示されていますが、本日(10月9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったものの、前回/前々回が上方修正されました。
「慣らせば大きな変動なし」との認識が高まる中、「失業率の過去最低水準(3.7%)」となるなど、概ね好内容だったといえます。
ただ上値を模索するには至らず、その後は懸念した「米国債利回り急上昇⇒株安(リスク回避)」に押される格好となりました。
そして日米休場(米国は一部休場)となった昨日は、イタリア財政懸念が再燃し、さらに上海株が急落を演じました。
リスク回避フローが台頭し、ドル円は先月27日以来の112.821円まで一時売り込まれています。
ただ200ドル超の下落を見せていたNYダウが大きく持ち直した(引けは39ドル高)ことでリスク回避姿勢は幾分萎み、113円前半へと持ち直して昨日の取引を終えています。
◆「下がりやすくなった」という面があるのは否めないが・・・?
本日も主だったイベントが不在なだけに、引き続き、日経平均/上海株をはじめとした「株価動向」を睨みながらの展開が想定されるところです。
ただ「国内勢のドル買い遅れ」は顕著であり、昨日までの下落で「手当てが済んだ」と考えるのはちょっと想定しづらいところでもあります。
テクニカル的にも、昨日の下値を支えた“20日移動平均線(本日は112.915円)”が113円割れで展開しており、仮に割り込んでも“日足・一目均衡表基準線(同112.463円)”も控えています。
113円を割り込んだことで「下がりやすくなった」という面があるのは否めませんが、それのみで「下値を探る」と見るのは微妙…。
後は「株価動向⇒リスク回避フローの継続性」次第ということになりますが、「すでにある程度下げた」を念頭に対峙したいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.101(10/5高値)
上値4:113.944(10/8高値、大台)
上値3:113.888(10/4~10/8の61.8%戻し、ピボット1sレジスタンス)
上値2:113.684(10/4~10/8の50%戻し)
上値1:113.554(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:113.219
下値1:112.915(20日移動平均線、大台)
下値2:112.821(10/8安値)
下値3:112.712(ピボット1stサポート)
下値4:112.550(9/27安値)
下値5:112.433(9/24安値、9/7~10/4の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:48 ドル円 抵抗・支持ライン追加