<6508> 明電舎
四季報によると、鉄道関連は端境期。電力案件もやや低調。ただ産業機器向けモーターや半導体製造装置向け真空コンデンサーが高水準。インド子会社ののれん償却こなし営業益小幅増。持分損失軽減で連続最高益。国内3事業所に70億円投じEV向けモーター・インバーターの量産設備を増強。純度100%オゾンによる常温酸化膜技術に多数引き合い、一部商談決まる。
7月31日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+1.0%の115億円、経常利益+8.1%の108億円の2期連続の増収・増益の見通し。5月14日時点の予想と変わらず。
足元の業績は好調なものの、中期的な三角保ち合い(A)に入っており、その中で下限に接近しつつあります。2012年11月12日の246円を底値に、中期の上昇トレンドの中でアベノミクス相場にサポートされて、ゆるやかな上昇となり、2016年4月20日の555円でいったんピークとなりました。ここから反落となって2016年8月3日の295円、11月9日の306円で2点底をつけて反発に転じ、今年の1月11日の491円まで上昇後、3月5日の363円まで下げ、5月15日の459円まで戻して再度、下値模索となっています。中期的には、2012年11月12日の246円を下値、2016年4月20日の555円を上値とする、大きな三角保ち合いとなっており、この保ち合いの下限が330円水準ですので、そこが下値の目安となります。
<6622> ダイヘン
四季報によると、溶接機やFAロボットは堅調。ただ半導体装置向け高周波電源が受注残豊富だが足元で急減速。電力機器も低調。原材料高は緩和傾向でも研究開発費や減価償却費増重い。営業減益に。連続増配は維持。工場検査の単純作業をソフトウェアで自動化し検査要員を半減以下に。事務間接部門にも自動化展開。溶接機・ロボットの国内販社とサービス会社を統合。
8月2日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+4.4%の105億円、経常利益+2.5%の105億円の増収・増益の見通し。5月10日時点の見通しと変わらず。
2012年11月14日の200円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しています。この上昇トレンド(A)の中で、2014年10月17日の338円を安値に2015年6月9日の719円まで上昇後、調整入りとなり2016年2月12日の423円、6月28日の425円とダブル底をつけました。ここから短期の急角度の上昇トレンド(B)へ移行し、2017年11月9日の1174円でピークをつけ、高値圏でもみあって今年の1月18日の1130円を2番天井にして、急角度の下降トレンド(C)に転換し、9月12日に548円と2012年11月14日の200円からの上昇トレンドにサポートされて反発となっています。
<1802> 大林組
四季報によると、6月末の単体受注残1兆7568億円(前年同期比3%増)。工事進捗は巡航速度堅持で完工増、採算重視の受注徹底も奏功。海外は北米軸に堅調。再エネも新規バイオマス発電所が稼働。営業益高水準。米国シリコンバレーの技術開発拠点で配筋自動検査システム開発、現地企業との協業深化。茨城県神栖市でバイオマス発電所の用地取得、21年夏に稼働予定。
8月7日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+0.9%の1390億円、経常利益+0.4%の1445億円の小幅な増収・増益だが5期連続の増収・増益の見通し。
2012年6月4日の295円を底値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成してきました。この中で2015年11月26日の1197円まで上昇後、2016年1月21日の922円まで下げて、ボックス相場(B)入りとなりました。このボックス相場の中で2016年8月19日の911円を安値に短期の上昇トレンド(C)へ移行し、ボックス相場(B)を上にぬけて2017年11月9日の1609円の高値をつけてピークとなり、反落となって上昇トレンド(C)を下に切って今年の8月16日の1007円、9月12日の1001円の2点底となって反発し、9月14日に1068円で買転換となっています。
<7480> スズデン
四季報によると、柱のFA機器は人手不足背景に工場の省力化・自動化投資が増え好伸。電設資材も徐々に増える。ただ、物流センター自動化投資や基幹システムの見直しなどの費用が重く営業微増益。記念配は剥落。ロボット関連は展示会に積極的に出展するなど投資優先、協働ロボット軸に販売し規模拡大目指す。活況の自動車関連は業界向け専門部隊立ち上げ営業攻勢。
8月3日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+0.9%の17.5億円、経常利益+3.7%の20.80億円の4期連続の増収・増益の見通し。卸売業:FA機器、情報通信機器、電子・デバイス機器、電設資材。
2014年5月16日の578円の安値からの上昇トレンド(A)の中で、2016年6月24日の805円の安値からもみあったあとの角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、この中で2018年1月29日に1942円の高値をつけました。ここから2月6日の1602円まで押し目を入れたあと、三角保ち合い(C)を形成し、煮詰まったあと5月17日の1776円をつけて下落に転じ、9月7日に1300円の安値をつけて9月20日に1389円で買転換となっています。
<5358> イソライト工業
四季報によると、半導体関連の伸び堅調。工業炉向け断熱材は内外需ともに横ばい圏を維持するが、作業環境規制対策品への国内特需の退潮が響く。高水準ながら営業益反落。アジアでの断熱材の拡大が成長のカテ。海外売上比率を現行33%から40%に引き上げ推進。低コスト生産をテコに鉄鋼、熱処理炉向け需要を積極的に取り込み。生体溶解性耐火繊維の需要開拓継続。
8月8日発表時点。2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益-11.2%の28億円、経常利益-15.5%の28億円の減収・減益の見通し。5月9日時点の見通しと変わらず。チャートはほぼ織り込み済みで割安水準でもみあい中。
2013年より200円をはさんだボックス相場(A)が続いていましたが、この中で2016年7月8日の183円を安値に上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で2017年6月19日の374円を安値に大幅上昇となり、11月8日の1287円、今年の2月2日の1447円と2点天井を形成したあと急落となって、今年の4月17日の761円まで下落し、ここで三角保ち合い(C)となって煮詰まったあと下放れし、7月5日の587円まで下げて8月1日の792円まで反発し、その後、全値押しとなって8月27日に647円で買転換が出現しましたが、再度、9月13日には532円まで下げています。今期の業績下方修正で上昇トレンドを切っていますが、591~800円のボックス相場(D)を下放れして戻りを試しています。割安株ですのでこの水準からは買い有利といえます。
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