ナック続急伸、ダスキンと資本・業務提携を締結◇

　ナック<9788.T>が続急伸し年初来高値を更新している。３０日の取引終了後、ダスキン<4665.T>と資本・業務提携契約を締結し、ダスキンを割当先とする第三者割当増資を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　今回の提携は、従来から築き上げてきたダストコントロール商品のレンタル事業における強固な関係性を一層強固なものとすることで、シナジーの得られる事業領域を拡大させるのが狙い。今後、ナックは全国展開を視野に入れた新規営業エリアの拡大や、ダスキンの既存事業である高齢者向けの介護用品・福祉用品レンタル事業への新規参入を行うとしている。

　また資本提携については、ナックがダスキンに普通株式５５８万７５００株を発行価格９７７円で割り当て、これにより約５３億円を調達する。調達資金は、既存事業の既存店および新規店における追加や、新規事業となる介護用品・福祉用品のレンタル事業（ヘルスレント事業）への新規出店などに充当するとしている。なお、第三者割当増資後のダスキンの持ち株比率は２３．０８％となり、筆頭株主になる予定だ。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS