東京株式(大引け)=18円安、“資生堂ショック”で後場急速に値を消す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/08/08 15:47
東京株式(大引け)=18円安、“資生堂ショック”で後場急速に値を消す  8日の東京株式市場は、買い優勢の展開から後場後半に値を崩し、日経平均株価は結局小幅ながらマイナス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比18円43銭安の2万2644円31銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は14億4982万株、売買代金概算は2兆5466億3000万円。値上がり銘柄数は1039、対して値下がり銘柄数は984、変わらずは81銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて強い動きをみせ、米国株市場ではナスダック総合指数が6日続伸と上げ足を強めていることから、投資家心理が改善し、前半は買いが優勢だった。しかし、米中貿易摩擦に対する懸念や9日に予定される日米貿易協議を前に、上値を積極的に買い進む動きはみられなかった。日経平均は後場寄りに2万2800円まで買われた後は頭打ちとなり、その後急速に値を消した。資生堂の決算発表で18年12月期見通しを上方修正したものの、市場コンセンサスに届かなかったことで同社株が大きく売り込まれ、これが全体地合いの悪化につながった。今週末にオプションSQ算出を控え、先物主導の不安定な相場を警戒する動きもあり、上値は重かった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が上値追い。キーエンス<6861.T>も大きく買われた。NTT<9432.T>が上昇、ファナック<6954.T>ダイキン工業<6367.T>も値を上げた。ジャムコ<7408.T>タカラトミー<7867.T>がストップ高となり、サンコール<5985.T>も一時値幅制限いっぱいに買われる人気となった。ライト工業<1926.T>日本化学工業<4092.T>プレサンスコーポレーション<3254.T>などが値を飛ばし、ラクーン<3031.T>も大幅高。

 半面、資生堂<4911.T>が大幅安、東海カーボン<5301.T>、ソニー<6758.T>も安い。トヨタ自動車<7203.T>が売りに押され、スズキ<7269.T>も利食われた。KLab<3656.T>が急落したほか、市光工業<7244.T>明治ホールディングス<2269.T>も大幅安。ピーエス三菱<1871.T>が水準を切り下げ、安藤ハザマ<1719.T>も大幅下落した。ベネッセホールディングス<9783.T>の下げも目立った。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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