指数は上値重いが決算銘柄の個別物色は活発

配信元:フィスコ
投稿:2018/08/07 12:20
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22562.10;+54.78TOPIX;1735.46;+2.56

[後場の投資戦略]

 ソフトバンクG<9984>の大幅高は日経平均への影響が大きいだけでなく、個人投資家のセンチメント改善にも寄与することが期待される。しかし、ソフトバンクGのプラス寄与分(約71円)がなければ日経平均はマイナスとなる格好である。東証1部市場では値下がり銘柄数が全体の半数を占め、株式市場全体への好影響は限定的と言わざるを得ない。新興市場ではマザーズ指数が小動きにとどまり、日経ジャスダック平均は8日続落しており、個人投資家の慎重姿勢も根強いことが窺える。米中貿易摩擦の行方や9日に予定される日米の新通商協議(FFR)の内容を見極めたいところだろう。

 ただ、個別に見るとソフトバンクGや楽天<4755>、日製鋼所<5631>、新興市場でも手間いらず<2477>などが値を飛ばしており、決算を手掛かりとした個別物色は比較的活発である。外部環境の不透明感が強いなか、当面は好決算銘柄の循環物色中心の相場展開が続きそうだ。
(小林大純)
<AK>
配信元: フィスコ

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