<動意株・23日>(大引け)=エキサイト、クロスキャット、田中化学研究所など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/07/23 15:15
<動意株・23日>(大引け)=エキサイト、クロスキャット、田中化学研究所など  エキサイト<3754.T>=大幅高。伊藤忠系のポータルサイト運営企業で、ネット広告や課金制アプリを収益の源泉としている。6月下旬に初心者がFXトレードをトレーダーに一任できるサービス「macaso(マカソ)」の提供を開始し、フィンテック事業への参入を発表、これを受け株価は2日連続のストップ高を交え、わずか3日間で77%高に買われる人気をみせた。しかし、その後は急反落となり、ほぼ往って来いの水準まで売り込まれた。ただ、回転売買中心で上値にしこりがなく、ここにきて投機性の強い個人の短期資金などが再攻勢の構えをみせている。

 クロスキャット<2307.T>=後場一段高。同社は、クレジットや金融機関向けに強みを持つシステム受託開発会社で人工知能(AI)やビッグデータ解析などを得意とし、ブロックチェーン分野への展開にも厚い。メガバンクが仮想通貨分野の開拓にも経営資源を注ぐなか、同社は仮想通貨発行に関するエンジニア不足に対応した人材育成を手掛けている点で商機が期待される。足もと金融関連の案件は伸び悩んでいるが、官公庁向けも強く、公共系の大型開発案件獲得の実績が収益に反映される見通し。

 田中化学研究所<4080.T>=急反騰。世界的な電気自動車(EV)のシフトの動きが顕著となるなか、リチウムイオン電池などその動力源を担う基幹部品を手掛ける銘柄群に物色の矛先が向いている。米中貿易摩擦の問題などの影響で市場が先細りすることのない分野であり、ここにきて資金流入が加速している。そのなか、同社はリチウム電池の心臓部を担う正極材メーカーで注目度が高い。株式需給面で信用買い残の整理が進んでいることもポジティブ材料だ。

 寺岡製作所<4987.T>=ストップ高。同社は前週末20日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を241億円から250億円(前期比9.6%増)へ、営業利益を8億7000万円から13億円(同1.4%減)へ、純利益を7億7000万円から11億円(同19.4%増)へ上方修正し、最終利益を減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。上期に、期初在庫の評価益が発生したことに加えて、為替相場が想定以上の円安で推移したことが寄与する。また、内外の高付加価値製品の販売が好調なことも貢献すると見込んでいる。

 バリューコマース<2491.T>=急反発。同社は20日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を188億円から198億1000万円(前期比17.3%増)へ、営業利益を24億5000万円から32億7000万円(同47.1%増)へ、純利益を16億7000万円から21億8000万円(同2.2倍)へ上方修正したことが好感されている。成果報酬型広告の「アフィリエイトマーケティング」や、Yahoo!ショッピングのストア向けCRMツールの「STORE’s R∞(ストアーズ・アールエイト)」、クリック課金型広告の「ストアマッチ」が想定よりも伸長したことが要因としている。

 アライドアーキテクツ<6081.T>=マドを開けて急伸。ここ継続的な買いに底値圏から立ち上がる動きを見せていたが、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを形成して戻り足を本格化させている。企業のSNS活用支援業務及び広告サービスを展開しており、不採算で足を引っ張っていたシンガポールでのSNS広告事業から撤退、18年12月期は売上高が26%減と大幅減少する見通しにあるが、一方で損益面の改善は進む。米国の通商政策の先行き不透明感やそれに伴う外国為替市場の動向など、輸出株には不安定な地合いが続くが、そうした影響を受けにくい内需テーマ株として人気化の兆しにある。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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