トランプ砲でドル売り強まる ドル円は111円台半ばまで大幅下落=NY為替前半
きょうのNY為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は111円台半ばまで大幅に下落している。トランプ大統領が米CNBCのインタビューで、中国製品5000億ドル相当の関税賦課を用意しているといった発言や、ツイッターで「中国やEU、自国通貨を操作してきた。引き締めはこれまでの努力全てを損なう。ドル高は競争力を奪う」などと、中国との貿易戦争へ強気な姿勢を示していることや、FRBの姿勢とドル高に苦言を呈したことで、為替市場も敏感に反応せざるを得ない模様。
また、円に関しては日銀が、イールドカーブ操作の目標変更を検討する可能性なども伝わっており、様々な要因がドル円を圧迫している模様。
ドル円は111円台半ばに下落。きょうの下げで10日線を下回ってきており、目先は本日111.20円付近に来ている21日線が下値目標として意識される。一方、この2日間の下げで過熱感は一気に解消されており、過熱感を示す指標であるRSIは53まで低下している。
一方、ドル売りが優勢となる中、ユーロドルは買い戻しが強まっており1.17ドル台を回復。大統領は「中国のみならず、EUも為替を操作している」とツイートしていたが、これについてECBはコメントを控えている。更に、ブラード・セントルイス連銀総裁が利上げに消極的な発言をしたこともユーロドルの上げをフォロー。
ユーロドルはきょうの上げで21日線を再び回復してきている。きのうは一時1.15ドル台まで下落し、再び下げトレンドに戻るかにも思われたが、トランプ砲で踏み留まったようだ。ただし、特にユーロ圏発の好材料はなく、ドルの行方次第といった雰囲気ではある。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
また、円に関しては日銀が、イールドカーブ操作の目標変更を検討する可能性なども伝わっており、様々な要因がドル円を圧迫している模様。
ドル円は111円台半ばに下落。きょうの下げで10日線を下回ってきており、目先は本日111.20円付近に来ている21日線が下値目標として意識される。一方、この2日間の下げで過熱感は一気に解消されており、過熱感を示す指標であるRSIは53まで低下している。
一方、ドル売りが優勢となる中、ユーロドルは買い戻しが強まっており1.17ドル台を回復。大統領は「中国のみならず、EUも為替を操作している」とツイートしていたが、これについてECBはコメントを控えている。更に、ブラード・セントルイス連銀総裁が利上げに消極的な発言をしたこともユーロドルの上げをフォロー。
ユーロドルはきょうの上げで21日線を再び回復してきている。きのうは一時1.15ドル台まで下落し、再び下げトレンドに戻るかにも思われたが、トランプ砲で踏み留まったようだ。ただし、特にユーロ圏発の好材料はなく、ドルの行方次第といった雰囲気ではある。
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
三菱UFJなど銀行株は後場上げ幅拡大、日銀政策現状維持も大型株への... 09/20 13:13
-
来週の株式相場に向けて=自民党総裁選を経て株価は本格回復へ突き進むか 09/20 17:36
-
「好配当」が8位、不安定な相場環境で根強い人気<注目テーマ> 09/18 12:20
-
東京株式(大引け)=568円高と大幅に3日続伸、米株高を追い風に買... 09/20 15:41
-
「水素」が17位にランク、トヨタなどが関連分野に特化したファンドに... 09/19 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 16:30
-
今日 16:00
-
-
今日 15:30