米国株見通し:自動車の輸入制限に関する公聴会に引き続き注目

配信元:フィスコ
投稿:2018/07/20 18:38
S&P500先物       2803.50(- 1.75) (18:05現在)
ナスダック100先物  7394.25(+26.50) (18:05現在)

 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小幅高安まちまちで推移。NYダウ先物は40ドル安程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.40ドルほどの上昇。こうした流れを受け、20日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まろう。

 米商務省による自動車の輸入制限に関する公聴会では前日、国内業界団体が販売価格高騰や雇用が相当数犠牲になると警告するなど、反対論が相次いだ。公聴会は本日まで開催され、引き続き動向が注目される。中国人民銀行は本日、人民元の対ドル基準値を元安方向に設定しており、米中貿易戦争激化への懸念が一時高まった。NY原油先物は、時間外取引で上昇しており、この後も割安感などが下支えするとみられる。

 本日発表となる米経済指標はない。株式市場の取引開始前になるが、ブラード米セントルイス連銀総裁の講演があり(「米国経済と金融政策」)、発言が材料視される可能性がある。決算発表は、ゼネラル・エレクトリックなど。

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配信元: フィスコ