ユーロドルはリバウンドの兆し残す展開=NY為替チェック

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/07/17 01:49
 きょうの為替市場はドル売りが優勢となっており、ユーロドルは1.17ドル台を一時回復した。先週はドル買いが優勢となり、ユーロドルは戻り売りに押される展開が続いたものの、きょうは反発。ローソク足は21日線の上に出ておりリバウンドの兆しは残す展開が見られている。

 ユーロドルに関しては見方が分かれている。強気派にはドル高が続かず、1.1960ドル近辺まで上昇する可能性があるとの見方の一方で弱気派は、もうしばらく米経済は堅調な動きを続け、予想以上にFRBは利上げを実施すると見ており、ユーロドルは上値が重いと見込んでいるようだ。反応は薄かったが先週、パウエルFRB議長は減税効果であと3年は景気拡大は続くと楽観的な見方を示していた。

 なお、先週、米先物取引協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉はユーロショートが増加し、買い越しは大きく減少している。

EUR/USD 1.1698 EUR/JPY 131.43 EUR/GBP 0.8846

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)