【買い】大日本住友製薬(4506):新契約締結を再評価◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/06/21 11:31

新契約締結を再評価

業種:医薬品
時価総額:9255億円
PER:26.43倍
PBR:2.04倍

【カルナバイオとの契約締結を評価】
3月27日に精神神経疾患を対象としたキナーゼ阻害剤の創薬プログラムに関し、カルナバイオと共同研究並びに開発及び事業化に関する契約を締結したと発表しており、また、5月には新しい作用機序に基づく抗がん剤の開発を目指して国立研究開発法人国立がん研究センターとの新たな共同研究契約を締結した。

【テクニカル面でも良好】
今月に入り週足ベースでも1月の年初来高値を更新し、上値追いの展開が続く。昨年来高値の2134円を抜けおり2001年以来の水準と成り大相場の様相も期待できる。

【CIRMのイベントでSB623のフェーズ1/2a試験が紹介】
5/31(米国時間)にカリフォルニア州再生医療機構(CIRM)のイベントで、同社グループの再生細胞薬SB623に関する慢性期脳梗塞フェーズ1/2a試験(米国)が取り上げられた。なお、SB623は現在米国では、米国・カナダ地域における共同開発パートナーである同社とともに、慢性期脳梗塞を対象にフェーズ2b臨床試験を実施。またサンバイオ単独では外傷性脳損傷を対象に日米グローバル・フェーズ2臨床試験を実施している。


住友化学系の医薬品準大手。中枢神経領域とがんの医薬品開発に重点。

6/26追記 同社のグローバル戦略製品である抗精神病薬「ラツーダ」の独占販売期間が24年2月まで延長される可能性が出てきた。延長されれば、現在の開発薬にする無理なく移行ことも期待でき、特許切れによる業績悪化懸念が後退する。
配信元: 達人の予想

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