本日ECBフォーラムの討論会に注目
米中貿易問題にかかる懸念の高まりから昨日はリスクオフの動きが強まる場面がありました。
ただ、米中貿易問題にかかるリスクオフも24時間持たずにドル円相場は110円台を回復。
株式市場の急落や債券利回りの低下という周辺プロダクツの価格推移の割にドル円相場は堅調という印象です。
これも主要国の中でいち早く金利正常化への舵を切った米国と、遅れている欧州、取り残された日本といった通貨の位置取りとなっている事によるものなのでしょう。
先週の当欄で申し上げた通り、ドル円は109~110円を主戦場とする動きになりそうです。
昨日のECBフォーラムでドラギ総裁が量的緩和終了=利上げ開始ではないことを強調していました。
来夏以降も利上げには慎重な姿勢を示し、利上げのハードルの高さを市場に知らしめる意図があったとの論調も見られましたが、
筆者的にはトランプ大統領の保護主義政策という不透明要因が欧州経済に及ぼす影響を見極めるため、そのような発言に繋がったものと考えています。
来年10月にドラギ総裁は退任しますが、その前には利上げへの道筋をつけ、後任へとバトンタッチするのでは?と考えています。
本日同フォーラムの討論会にパウエル議長が出席します。ドラギ総裁とのコメント内容のコントラストがあるのか否か、
それによってドル・ユーロのそれぞれの今後の値動きの方向性を示唆する可能性がありますので、注目しています。
明日以降もOPEC総会、トルコの大統領選挙とイベントが目白押しです。ボラティリティが高まることも想定されますので、
リスクマネージメントをしっかりと行う時間帯であると思います。
<資料>ドルインデックス(日足)の推移
出所:Bloomberg
ただ、米中貿易問題にかかるリスクオフも24時間持たずにドル円相場は110円台を回復。
株式市場の急落や債券利回りの低下という周辺プロダクツの価格推移の割にドル円相場は堅調という印象です。
これも主要国の中でいち早く金利正常化への舵を切った米国と、遅れている欧州、取り残された日本といった通貨の位置取りとなっている事によるものなのでしょう。
先週の当欄で申し上げた通り、ドル円は109~110円を主戦場とする動きになりそうです。
昨日のECBフォーラムでドラギ総裁が量的緩和終了=利上げ開始ではないことを強調していました。
来夏以降も利上げには慎重な姿勢を示し、利上げのハードルの高さを市場に知らしめる意図があったとの論調も見られましたが、
筆者的にはトランプ大統領の保護主義政策という不透明要因が欧州経済に及ぼす影響を見極めるため、そのような発言に繋がったものと考えています。
来年10月にドラギ総裁は退任しますが、その前には利上げへの道筋をつけ、後任へとバトンタッチするのでは?と考えています。
本日同フォーラムの討論会にパウエル議長が出席します。ドラギ総裁とのコメント内容のコントラストがあるのか否か、
それによってドル・ユーロのそれぞれの今後の値動きの方向性を示唆する可能性がありますので、注目しています。
明日以降もOPEC総会、トルコの大統領選挙とイベントが目白押しです。ボラティリティが高まることも想定されますので、
リスクマネージメントをしっかりと行う時間帯であると思います。
<資料>ドルインデックス(日足)の推移
出所:Bloomberg