■6月19日(火)■明日の相場展望  ~壊れてはいない。~

著者:橋本明男
投稿:2018/06/19 18:00

波動を見ますと、下値の抵抗線は21885円にあります。

東京市場が始まる前に、米大統領が新たに中国に対する関税を決めたという報道が伝わり、米中の貿易摩擦が激化するのではないかとの不安心理が高まり、投げが投げを呼ぶ展開となりまして、日経平均は急落致しました。

大引けは 401円安 22278円
トピックスは 27.51ポイント安 1743.92ポイント
出来高は概算 14億9千万株で終わりました。

しかし、どこからこんなにも不安心理が高まって来るのでしょうか。何とも乱暴な相場です。

さて、この急落で日経平均のチャートが壊れたかといえば、何も壊れてはいません。波動を見ますと、下値の抵抗線は21885円にあります。それを切るようですと、21380円まで節目は有りませんし、最悪は3月27日に明けた窓 20766円も相場となってしまいます。

そこで注目すべきは、向こう一週間の間に、5月30日の安値 21931円、これを切るか切らないかが重要なポイントになります。安い所が買えると思えば、下げも又良し。明日、安寄りして来るようなら買いに入って損はない。


では、御健闘を祈ります。
橋本明男
株×株 最高顧問
配信元: 達人の予想