今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に129円台後半で推移するとみられる

配信元:フィスコ
投稿:2018/06/12 08:58
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、欧州中央銀行(ECB)は2018年前半にもフォワードガイダンスを変更するとの思惑が広がったことで、一時1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。ユーロ・円は、英国民投票でEUからの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)から137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州中央銀行(ECB)理事会の結果待ちの状況は変わらず。目先的にリスク選好的なユーロ買いはやや抑制される可能性がある。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロ・円は主に129円台後半で推移するとみられる。

【ユーロ売り要因】
・イタリアの債務問題
・パウエル米FRB議長は利上げ継続を示唆
・ECBは2019年のインフレ見通しを引き下げ

【ユーロ買い要因】
・米通商政策に対する懐疑的な見方
・ECBによる資産買い入れ策は年内で終了する可能性
・米長期金利の上げ渋り

<CS>
配信元: フィスコ