注目銘柄ダイジェスト(前場):理研グリン、山崎パン、ファイバーゲートなど

配信元:フィスコ
投稿:2018/06/04 12:06


SBI<8473>:3080円(+153円)
大幅反発。仮想通貨交換事業を展開するSBIバーチャル・カレンシーズにおいて、正式に仮想通貨の現物取引サービスの提供を開始したと発表している。7月からは一般向けに口座開設を受け付けるもよう。交換業者としての登録は昨年9月に実施済み。スプレッドは業界最低水準を目指しているほか、ネット証券最大手という顧客基盤などから、今後の業容拡大に大きく寄与するとの期待感が先行へ。


理研グリン<9992>:537円( - 円)
ストップ高買い気配。18年10月期第2四半期累計(17年11月-18年4月)の営業利益を従来予想の0.80億円から1.75億円(前期実績は決算期変更に伴い非公表)に、純利益を0.50億円から1.90億円(同)にそれぞれ上方修正している。緑化関連薬剤・資材事業で主要剤の販売が前倒しで推移し、利益を押し上げる見込み。また、親会社株式の売却で特別利益を計上する。


伊藤園<2593>:4840円(+280円)
大幅続伸。先週末に決算を発表、前4月期営業利益は220億円で前期比1.2%増益、従来予想通りの着地となった。また、今4月期は230億円で同4.3%増益の予想、ほぼコンセンサス水準となっている。決算インパクトは乏しいものの、同時に発表した自社株買いが評価材料に。発行済み株式数の0.25%に当たる22万株を上限に、6月6日から6月29日までの期間で実施する。優先株を対象とした自社株買いも実施する予定。


山崎パン<2212>:2640円(+281円)
急反騰。食パンと菓子パンの一部製品を7月1日から値上げすると発表している。これまで値上げには慎重な姿勢を示していたことから、ポジティブなサプライズとなっている。食パンで前期売上高の60%に相当する製品群を平均3.1%値上げ、菓子パンで同20%に相当する製品群を平均4.5%値上げする予定。値上げ効果による業績の上振れを織り込む動きが強まっている。


ファイバーゲート<9450>:3775円(+350円)
大幅に反発。6月末の株主を対象に、優待制度を導入すると発表している。100株以上を保有する株主に対し、一律で2000円分のQUOカードを贈呈する。株主に対する利益還元策の一環として好感されている。5月15日に発表した18年6月期第3四半期累計(17年7月-18年3月)の営業利益は5.07億円と通期予想(5.19億円)に対する進捗率が97.7%に達しており、業績が好調なことも買い安心感を与えているようだ。


スマバリュ<9417>:2204円(+157円)
大幅に4日ぶり反発。18年6月期の年間配当を従来予想の6.25円から10.00円(1月実施の1対2の株式分割前の前期実績は15.00円)に増額修正している。22日付で東証2部に市場変更するほか、創業90周年を迎えることから記念配当3.75円を加えた。また、6月末の株主を対象に1対2の株式分割を行う。効力発生日は7月1日。このほか、50万株の新株発行、22万3000株の自社株売り出しなども発表している。


ファナック<6954>:22840円(-275円)
続落。UBS証券では投資判断を「バイ」から「セル」に2段階格下げ、目標株価も34000円から19000円に引き下げている。工作機械業界では受注がピークアウトの兆し、シクリカルな調整局面をカバーできないとみているもよう。こうしたなか、重い固定費負担の影響で来期は2期連続の減益を予想としており、アップサイクル局面と同水準のPERは割高と判断のようだ。Japan Key Callからも削除している。

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配信元: フィスコ

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