KeePer、今期経常を一転12%減益に下方修正、配当も2円減額

配信元:株探
投稿:2018/05/23 17:55
 KeePer技研 <6036> が5月23日大引け後(17:55)に業績・配当修正を発表。18年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の11億円→8.9億円(前期は10.1億円)に18.9%下方修正し、一転して12.1%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益も従来予想の3.9億円→1.8億円(前年同期は3.2億円)に53.1%減額し、一転して44.1%減益計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→8円(前期は1→2の株式分割前で19円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 平成30年6月期については、第1、第2四半期において天候の良し悪しの振幅が非常に大きい中でも最繁忙期の12月が好調だったことから、期首に立てた業績予想に近い推移となりました。しかし、当第3四半期の1月、2月の非需要期において降雪などの影響や、年末から年初にかけてのガソリンなどの燃料油の高騰の影響によりキーパーLABO運営事業、キーパー製品等関連事業いずれにおいても業績予想を下回りました。しかし3月、4月が好天に恵まれると高騰していたガソリンなどの燃料油の価格が落ち着き、業績の回復が可能な情勢になって、平成30年6月期の通期業績予想を無事に達成する可能性が出てきました。しかし、米トランプ政権による中東での施策が原油の高騰を呼び、再びガソリンなどの燃料油の店頭価格が上がり始めました。一般のドライバーは車に対する予算が一定に決まっていることが多く、ガソリン価格の上昇は、燃料以外の車への消費意欲を急速に低下させる効果があるのか、5月の連休以後の洗車・コーティングの消費にブレーキがかかっています。このような不安定な情勢は、少なからず消費者の行動にマイナスの影響を与えるものと考え、平成30年6月期の通期業績予想を修正することに至りました。
配信元: 株探

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