明日の株式相場見通し=投資家心理後退で利益確定売り優勢、円安進行の転換に警戒感
あす(24日)の東京株式市場では、きょう日経平均株価が大幅安となったことを受けて投資家心理が後退することが予想され、買い手控えムードが強まるなかで利益確定の売りが優勢となりそうだ。
市場関係者からは「4月入り以降、ほぼ一本調子の上昇トレンドが継続していただけに、日経平均が一時、前日比で300円を超える大幅下落は、市場参加者の不安を助長した。下落の背景として、トランプ米大統領による米朝首脳会談の開催延期示唆発言や、外国為替市場での1ドル=110円台前半までの円高・ドル安進行が取りざたされていた。ただ、実際は商品投資顧問(CTA)など海外投資家による、タイミングを見極めたうえでの株価指数先物への仕掛け的な売りが発端となったようだ。これまでの円安・ドル高トレンドが転換したとの受け止めが広がれば、日経平均がある程度の調整入りとなる懸念もある」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は、日経平均株価が安く始まった後、いったん戻り歩調をみせたものの、前場中盤を境に急速に下げ幅を拡大し、一時300円超下げる場面もあった。日経平均株価終値は前日比270円60銭安の2万2689円74銭と大幅続落した。
日程面では、新潟県知事選告示(6月10日投開票)に注目。海外では、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(24~26日まで)、仏ロ首脳会談、ユーロ圏財務相会合、米4月の中古住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)
出所:minkabuPRESS
市場関係者からは「4月入り以降、ほぼ一本調子の上昇トレンドが継続していただけに、日経平均が一時、前日比で300円を超える大幅下落は、市場参加者の不安を助長した。下落の背景として、トランプ米大統領による米朝首脳会談の開催延期示唆発言や、外国為替市場での1ドル=110円台前半までの円高・ドル安進行が取りざたされていた。ただ、実際は商品投資顧問(CTA)など海外投資家による、タイミングを見極めたうえでの株価指数先物への仕掛け的な売りが発端となったようだ。これまでの円安・ドル高トレンドが転換したとの受け止めが広がれば、日経平均がある程度の調整入りとなる懸念もある」との見方が出ていた。
23日の東京株式市場は、日経平均株価が安く始まった後、いったん戻り歩調をみせたものの、前場中盤を境に急速に下げ幅を拡大し、一時300円超下げる場面もあった。日経平均株価終値は前日比270円60銭安の2万2689円74銭と大幅続落した。
日程面では、新潟県知事選告示(6月10日投開票)に注目。海外では、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(24~26日まで)、仏ロ首脳会談、ユーロ圏財務相会合、米4月の中古住宅販売が焦点になる。(冨田康夫)
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