米国核合意離脱を受けてWTI堅調地合いが続く
前倒しで5/12の期限前に5/9深夜、米国がイラン核合意離脱を表明。11/4から、イランに対して経済制裁を再開する予定だ。イランの直近半年間の産油高は、日量381.7万バレルだが、4年前の制裁中の産油高は日量277.8万バレルだった。おおよそ西側の経済制裁の影響で約100万バレル程度の影響があったといえる。今回はどこまで減少するかわからないが、減ることだけは間違いない。またベネズエラの大統領選が5/20に迫ってきてることもWTIの支援要因だ。財政破綻間近の同国の原油生産は減少に歯止めがかからず、日量150万バレルを割り込んできている。ベネズエラ国営石油会社PDVSAは、賃金未払からか、離職が今年に入って止まらず、増産の兆しはない。コノコフィリップスに差押えされるか、多額の調停金を払うのか、ますます追い込まれてる状況だ。さらに先週は、イラン革命部隊がイスラエル占領地にロケット攻撃、イスラエル・リーベルマン国防相によると、イスラエルも報復攻撃でイランのシリア国内全ての軍事インフラを攻撃。ますます中東の緊張も高まりつつあり、WTI70ドルも通過点。原油関連は買い方針。