日経平均は節目の22500円での攻防

配信元:フィスコ
投稿:2018/05/10 08:31
 10日の日本株市場は、底堅い相場展開になりそうだ。9日の米国市場は原油相場の上昇を受けてエネルギーセクターが選好されたほか、米国債利回りが再び3%を突破したことで、金融株にも買いが広がった。また、マイクロン・テクノロジーが5%を超える上昇となるなど、ハイテク株も強い動きをみせていたため、日経平均の下支え要因になりそうだ。

 また、トヨタ<7203>が決算後に動意をみせていたほか、引け後に決算を発表したソフトバンクG<9984>は、PTS市場で弱含みとなる場面もみられたが、ADR市場では底堅い値動きをみせていたこともあり、安心感につながりそうだ。先物主導によるインデックス買いによって指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇も意識されるため、日経平均は節目の22500円での攻防になろう。

 ただし、本日は400社を超える決算発表が予定されているほか、明日は800社近く発表されるため、買い一巡後は22500円処でのこう着感が強まりやすく、その後は決算を手がかりとした個別での値幅取り狙いの商いが中心になろう。ザラバでは、セ硝子<4044>、小野薬<
4528>、東レ<3402>、三菱ケミHD<4188>ダイセル<4202>、HOYA<7741>安藤ハザマ<1719>清水建<1803>西松建<1820>ヤクルト<2267>などが予定されており、資金が向かいやすいだろう。
(村瀬智一)
<AK>
配信元: フィスコ

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