アイフルが大幅反発、18年3月期営業利益は計画下振れも国内大手証券はポジティブ評価
アイフル<8515.T>が大幅反発している。7日の取引終了後、集計中の18年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の88億円から24億円(前の期比65.8%減)へ、純利益が100億円から39億円(同46.4%減)へ下振れたようだと発表したが、SMBC日興証券では「ポジティブ」と評価しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。
従来、その他営業収益に見込んでいたライフカードのシステム開発関連利益を営業収益で128億円計上することで、営業収益は従来予想の1037億円から1153億円(同26.1%増)へ上振れたが、同件に伴う営業費用112億円を売上原価に計上するほか、足もとの利息返還の状況を踏まえ、123億円の利息返還損失引当金の追加繰り入れを行う一方、37億円の利息返還に伴う債権放棄にかかる引当金(貸倒引当金)の戻入れを行うため、86億円の利息返還関連費用を計上することが要因としている。
SMBC証券ではこれを受けて、足もとの引当金取り崩し減少ペース(前年同月比20%台の減少)が不変と仮定しても、概ね2年分の引当金を確保したと判断しており、「過払い問題は実質収束」と指摘。また、営業費用下振れで営業利益は実質18億円の上振れと見込まれる点や19年3月期営業利益ガイダンスはタイ子会社の業績改善などで大幅増益が見込まれるとして、「ポジティブ」と評価している。
出所:minkabuPRESS
従来、その他営業収益に見込んでいたライフカードのシステム開発関連利益を営業収益で128億円計上することで、営業収益は従来予想の1037億円から1153億円(同26.1%増)へ上振れたが、同件に伴う営業費用112億円を売上原価に計上するほか、足もとの利息返還の状況を踏まえ、123億円の利息返還損失引当金の追加繰り入れを行う一方、37億円の利息返還に伴う債権放棄にかかる引当金(貸倒引当金)の戻入れを行うため、86億円の利息返還関連費用を計上することが要因としている。
SMBC証券ではこれを受けて、足もとの引当金取り崩し減少ペース(前年同月比20%台の減少)が不変と仮定しても、概ね2年分の引当金を確保したと判断しており、「過払い問題は実質収束」と指摘。また、営業費用下振れで営業利益は実質18億円の上振れと見込まれる点や19年3月期営業利益ガイダンスはタイ子会社の業績改善などで大幅増益が見込まれるとして、「ポジティブ」と評価している。
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