イランとの核合意破棄か?地政学リスク増大でWTI70ドル超えを目指す
直近60ドル台後半で堅調に推移しているWTI原油価格がいよいよ70ドルを超える月となりそうだ。強気の背景としては、2017年からのOPEC+ロシアの減産が継続され、直近OPEC3月の生産量は3195.8万/dayと3ヶ月連続の減少。中でもベネズエラの産油量が、財政問題でこのところガタ落ちだ。2016年産油量は215.4万バレル/dayだったのが、直近では148.8万バレル/dayまで減少している。
また中東の地政学リスク拡大が下支えとなっている。シリア情勢緊迫し、4/14に西側諸国が攻撃。トランプ大統領は、シリアの市民に対する化学兵器使用でアサド政権を非難、攻撃を正当化。大生産国・サウジアラビアにも地政学リスクがある。イスラム武装組織フーシ派がイエメンからサウジ国防省をたびたびミサイル攻撃、4/23にはサウジ部隊がフーシ派幹部を殺害。フーシ派にイランがバックアップしていると言われている。米国もイランとの核合意破棄が迫っている。再び経済制裁となるとイランの原油供給が減少する。5/12までにトランプ大統領が結論を出す。
さらにOPEC加盟国のOPEC盟主サウジアラビアの考えは、国営石油会社サウジ・アラムコの来年の上場に向けて1バレル=80~100ドルを目指しているとの観測。よって70ドルは通過点。WTIは1/25高値66.66ドルから2/9安値58.07ドルの倍返し75.25ドルが目標となる。よって原油関連は買い方針。
また中東の地政学リスク拡大が下支えとなっている。シリア情勢緊迫し、4/14に西側諸国が攻撃。トランプ大統領は、シリアの市民に対する化学兵器使用でアサド政権を非難、攻撃を正当化。大生産国・サウジアラビアにも地政学リスクがある。イスラム武装組織フーシ派がイエメンからサウジ国防省をたびたびミサイル攻撃、4/23にはサウジ部隊がフーシ派幹部を殺害。フーシ派にイランがバックアップしていると言われている。米国もイランとの核合意破棄が迫っている。再び経済制裁となるとイランの原油供給が減少する。5/12までにトランプ大統領が結論を出す。
さらにOPEC加盟国のOPEC盟主サウジアラビアの考えは、国営石油会社サウジ・アラムコの来年の上場に向けて1バレル=80~100ドルを目指しているとの観測。よって70ドルは通過点。WTIは1/25高値66.66ドルから2/9安値58.07ドルの倍返し75.25ドルが目標となる。よって原油関連は買い方針。