ドバイ原油70ドル乗せ、在庫評価益高まる。
同社は、エネゴリラでご存知の元売り最大手。
2/9の発表ではドバイ原油価格の前提レートを50ドルから60ドル(1月以降)に引き上げ、在庫評価益を700億とした。
直近の原油価格はWTIで69ドル、ドバイ原油が70ドルまで上昇している。3月決算には反映しないが、4月以降の在庫評価はかなり恩恵を受けそうだ。同社の在庫評価の影響はドバイ原油1ドルにつき約66億、為替1円につき約44億の影響がある。前提より10ドル高く期待がもてそうだ。原油価格上昇の背景として、①2017年からのOPEC+ロシアの減産継続。
②地政学リスク拡大、シリア情勢緊迫。先週末西側諸国が攻撃。トランプ大統領は、シリアの市民に対する化学兵器使用でアサド政権を非難、攻撃を正当化。大生産国・サウジアラビアにも地政学リスクがある。イスラム武装組織フーシ派がイエメンからサウジ国防省を攻撃、フーシ派にイランがバックアップしていると言われている。米国もイランとの核合意破棄か?再び経済制裁となるとイランの原油供給が減少する。
さらにOPEC加盟国のベネズエラの産油量が、財政問題でこのところガタ落ちだ。2016年産油量は215.4万バレル/dayだったのが、直近では148.8万バレル/dayまで減少している。
OPEC盟主サウジアラビアの考えは、国営石油会社サウジ・アラムコの来年の上場に向けて1バレル=80~100ドルを目指しているとの観測。よって70ドルは通過点、ますます同社の在庫評価は高まるだろう。
2/9の発表ではドバイ原油価格の前提レートを50ドルから60ドル(1月以降)に引き上げ、在庫評価益を700億とした。
直近の原油価格はWTIで69ドル、ドバイ原油が70ドルまで上昇している。3月決算には反映しないが、4月以降の在庫評価はかなり恩恵を受けそうだ。同社の在庫評価の影響はドバイ原油1ドルにつき約66億、為替1円につき約44億の影響がある。前提より10ドル高く期待がもてそうだ。原油価格上昇の背景として、①2017年からのOPEC+ロシアの減産継続。
②地政学リスク拡大、シリア情勢緊迫。先週末西側諸国が攻撃。トランプ大統領は、シリアの市民に対する化学兵器使用でアサド政権を非難、攻撃を正当化。大生産国・サウジアラビアにも地政学リスクがある。イスラム武装組織フーシ派がイエメンからサウジ国防省を攻撃、フーシ派にイランがバックアップしていると言われている。米国もイランとの核合意破棄か?再び経済制裁となるとイランの原油供給が減少する。
さらにOPEC加盟国のベネズエラの産油量が、財政問題でこのところガタ落ちだ。2016年産油量は215.4万バレル/dayだったのが、直近では148.8万バレル/dayまで減少している。
OPEC盟主サウジアラビアの考えは、国営石油会社サウジ・アラムコの来年の上場に向けて1バレル=80~100ドルを目指しているとの観測。よって70ドルは通過点、ますます同社の在庫評価は高まるだろう。