リズム［東１］（7769）、自社株買い実施の好需給が見直されるか

　26日付の日本経済新聞朝刊が「自社株買いを発表した企業の株式に投資資金が集中している。25日の東京株式市場では前日に自社株買いを発表したカドカワが前日比6％高、ミロク情報サービスが8％高と大きく上昇した。地政学リスクの台頭などを受けて投資家心理は悪化しており、確実な需給改善効果が見込める自社株買い銘柄に消去法的な買いが集まっている。」と報じました。

　自社株買いを実施すると発表したところはもちろんですが、実際に自社株買いを実施している銘柄は、需給面の良さから大きく見直される余地はあると思われます。

　リズム［東１］（7769）は、700万株（7.5％相当）・15億円を上限に5月25日～来年3月23日まで自社株取得枠を設けていますが、７月31日時点で累計1,815,000株・4億1509万6,000円の買い付けを実施済みです。まだ、買い付け余力を残していますし、信用取組倍率は0.65倍の売り長で逆日歩がついていますので、買い戻しが入ることも想定されます。　足元の業績ですが、今３月期第１四半期営業利益は1億1500万円（前年同期は800万円）と大幅増益。車載カメラを手掛けており、自動運転車関連として見直される可能性もありそうです。

　チャート的には、25日移動平均線（242円）がサポートしていますので、2006年2月294円奪回から一段高への期待も高まりそうです。

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