日経平均が2年ぶりに20,000円の大台に乗せてきました。うまく乗れている人はウハウハ気分ではないでしょうか。ところが、ちょっと外している多くの投資家は、浮かれ気分と程遠い状況かもしれません。特に、機関投資家の中には、外している投資家が多いのかもしれません。
実は、日経平均はこの10年間の高値である2015年5-6月の高値までもう間もなくというところに来ているのですが、多くの機関投資家や安全志向の個人投資家が保有している銘柄の株価は、その時点のとの比較ではまだまだ下の水準にあります。たとえば、トヨタ、セブン&アイ、オリエンタルランド、ファーストリテイリング、イオン、パナソニック、三菱UFJ、キャノンなどです。
一方で、当コラムで取り上げているような主要企業ではないが、好業績が続いている企業の株価はとっくに2015年の高値を更新していて、右肩上がりで上昇しています。いくつか例を挙げますと、
ニトリホールディングス(9843):https://money.minkabu.jp/59472
アリアケジャパン(2815):https://money.minkabu.jp/58953
日特エンジニアリング(6145):https://money.minkabu.jp/60015
…などがありますが、実はこれはほんの一例です。むしろ、当コラム銘柄でこの1年ほどで大きく上がっていない株を探す方が難しいくらいです。もちろん、そのような株がゼロではありませんが、本当に1、2銘柄です。時間がある方は探してみてください。ただし、その株はそんなに下がってはいませんが、今がまさに買い時です。
さて、このことが一体何を意味しているのでしょうか。これは、バブル崩壊によって失われた25年が終わったことを意味していると考えられます。これには様々な理由がありますが、上場企業に利益を本気で増やそうという会社が増えて、投資家もそれを評価し始めたことで、相場が自信喪失から復活しつつあるということではないでしょうか。
過去25年間は、所詮株は儲からないから、安全志向で行こうと著名な企業ばかり買われていました。しかし、相場に勢いがないので、それらも上がるわけではありませんし、実はそれらの企業の企業価値はあまり増えていないため、割高な状態が長期間継続している可能性があります。一方で、それより小規模な無数の見捨てられた株があったのです。
しかし、相場が着実に上昇し始めると、それら見捨てられていた株が上がり始め、実はあまりにこれまで評価が低かったため、上がっても、上がってもそれほど割高にならず、上がり続けるという現象です。もちろん、業績が悪化に転じた場合は話が別になることは言うまでもありませんが、仮に悪化に転じてもそもそもバリュエーションが低い場合は、改めてそれほど売られるわけではありません。
そんな中で、当コラムに2016年4月以降5回登場と、最も取り上げた頻度の高い銘柄がプリマハム(2281)です。実はこの銘柄はすでに15カ月連続月足陽線ですが、未だに割安で業績も好調です。つまり、まだ上がると考えられます。なお、詳細はこちらからご覧ください。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/996
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