キーウェアド[東2](3799)、AIやビッグデータ分析などで合弁事業会社設立

投稿:2017/05/22 12:37

 キーウェア[東2](3799)は、前週18日に691円(+29)と急反発、707円(+45円)と買われています。

 18日に医療機関向け病理検査システム「Medlas-BR(メドラスビーアール)」をリニューアルし、同日から提供開始と発表したことを材料視した買いが入っています。

 「Medlas-BR」は、組織診、細胞診、剖検、貸し出し管理、統計など、病理検査室での全ての業務をサポートし、標本管理と症例検索に優れた病理検査システムで、提供開始以来20年以上にわたり多くの医療機関に導入していますが、今回のリニューアルでは、ウェブブラウザ対応とオープンソースを採用することで、病理検査業務の利便性の向上と導入コストの抑制が図られる見通しです。

 また、今月10日には、JIA[東マ](7172)と、PCIHD[東1](3918)、インタトレード[東マ](3747)と金融と情報・通信技術を基盤とした新しいサービスを提供するための合弁事業会社を設立したと発表しています。

 この合弁事業会社においては、AI(人工知能)やビックデータ分析、クラウドサービス、リスク管理、金融工学、及び次世代セキュリテイなどの先進情報・通信技術を探求及び開発し、これらを用いた金融機関や機関投資家向けのソリューションを製品化し、販売等の活動を共同で取り組む計画で、テーマに乗っていますから、注目度は高いと思われます。

 キーウェア[東2](3799)の今3月期営業利益は2億5000万円(前期比2.8倍)と大幅続伸を見込み、年間配当7円(同2円増)と増配を予定しています。

 チャート的には、15年7月高値914円から昨年2月安値(375円)まで調整、同6月安値(345円)、同11月安値(437円)と売り直されて底値を確認。13週移動平均線(607円)がサポートする形で5月10日に年初来の高値735円と上昇。初押し完了から切り返す動きと言えます。

 需給面では、外国人持株比率が0.3%と低く外部環境の影響を受けにくいことから、上値追い姿勢を強めると期待されそうです。

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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136

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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇

 今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
 
【みんかぶ】キーウェア(東2:3799)
 

配信元: みんかぶ株式コラム