大阪チタ[東1](5726)に市場の関心は向くか、神戸鋼がアルミ事業に550億円を投資
10日付の日本経済新聞朝刊が「神戸製鋼所はアルミ素材世界2位の米ノベリスと提携し、車向け素材の供給体制を拡充する。ノベリスの韓国工場に出資し、国内工場でも新ラインを設ける。総投資額は500億~600億円となる見込み」と伝えました。
同社は同日、日本と韓国のアルミ事業に550億円を投資すると正式発表しました。韓国ではライバルのアルミ圧延世界2位の米ノベリスの工場に出資し、日本では栃木県の工場に新たな生産設備を設けます。
日本経済新聞社では「鉄鋼も手掛ける」複合企業の地位を固めると伝えていますが、今後グループ内の連携強化、事業再編も視野に入ると思われます。
例えば、同社が880万株(23.9%)保有している大阪チタニウムテクノロジーズ(東1:5726)ですが、同社はチタンやポリシリコンに次ぐ第3の事業とし高機能材料の高純度チタンSiO(一酸化珪素)TILOP(タイロップ)、粉末チタン、酸化チタン光触媒(可視光型光触媒)の育成に注力しています。
新日鐵住金も大阪チタニウムテクノロジーズ[東1](5726)の株式を880万株(23.9%)保有していますが、相乗効果が見込まれる日新製鋼を子会社化、鉄鋼事業へ集中投資をしていますから、鉄鋼事業との関係が薄いと思われる大阪チタニウムテクノロジーズ[東1](5726)株式はどうなるか市場の関心を集めそうです。
本業に集中の新日鐵住金と複合企業を目指す神鋼との思惑が合致するか注目されそうです。
大阪チタニウムテクノロジーズ[東1](5726)が4月28日に発表した3月期本決算ですが、前期最終損益は5億7900万円の黒字(前の期は88億4000万円の赤字)に着地。今期純利益は15億円(前期比2.6倍)を見込みます。
業績面での裏付けがありますから、中長期的な視点で需給思惑が増幅する銘柄としてマークしておく必要はありそうです。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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