京三製作所は今年創立100周年、スパークス保有で市場の関心集めるか
京三製[東1](6742)は、スパークス・アセット・マネジメントが3,913,000(6.23%)保有している銘柄として今後市場の関心を集めるか注目したい。
帝繊維[東1](3302)が、12日に1811円(+166円)と続急伸、1815円(+170円)と買われ連日の年初来高値更新と上値を伸ばしました。
11日付の日本経済新聞朝刊が「スパークス・グループは10日、5.07%の株式を保有する帝国繊維に対し資本効率の改善を要請したと発表した。保有するヒューリック株の売却と株主還元、投資計画の策定などが要請の柱。帝国繊維側は『単なる保ち合い以上のもの』として、株式売却に否定的な見方を示している。」と報じたことが買い手掛かり。
スパークス・グループが企業への要請内容を公にするのは初めてで、株主総会での委任状争奪戦(プロキシーファイト)は否定したと伝えているが、株式還元などへの期待が膨らみ思惑買いが継続している。
同様にスパークス・グループが保有している京三製[東1](6742)の動向についても見ておく必要はありそうです。
同社が日本の新幹線システムとして初めて海外に輸出された台湾高速鉄道の信号システムを手掛けた実績があり、米国での新幹線の導入に向けた協力で恩恵を受けるとの期待感に加え、警察庁が2017年度から全国の車両用信号機をLEDで小型化する方針を固めたことや1日10万人以上が利用する駅についてホームドアを原則2020年度までに設置すること等、同社を取り巻く事業環境は明るいと言えます。
今年は創立100周年を迎えますが、企業理念『KYOSAN NewVision-100』の実現を目ざし、次の100年に向けて前進を続ける意気込みで、2018年3月期増益が観測されていますから、5月12日の決算発表、同26日の機関投資家向け決算説明会、6月24日の第151回定時株主総会は注目されます。
週足では26週移動平均線(402円)、月足では9か月移動平均線(397円)がサポートしていますから、3月31日につけた年初来高値442円抜けとなれば、2011年2月高値495円奪回から一段高へ向かうことも期待されそうです。
関連記事
■京三製[東1](6742)、1日10万人以上利用の駅に「ホームドア」原則設置 2016年12月26日https://money.minkabu.jp/59427
■稀元素、26週移動平均線を突破しリバウンド相場入り 2016年8月29日https://money.minkabu.jp/57645
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み2016年3月31日
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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