GSユアサが反発、リチウムイオン電池関連銘柄に見直し機運高まる
GSユアサ[東1](6674)は、前週17日に5円高の508円(+4円)と買われ昨年12月12日高値505円を上回る場面も見られ堅調です。
2017年、世界の自動車大手が電気自動車(EV)の開発・増産を一斉に進めると1月末に報じられたことが株価を刺激しています。
トヨタ自動車は今月15日に家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」を全面改良して販売を始めましたが、大容量のリチウムイオン電池を搭載し、EVモードの走行距離を旧型の26.4キロメートルから68.2キロメートルへと大幅に伸ばしたなどから、リチウムイオン電池関連銘柄としてGSユアサ[東1](6674)に見直し機運が高まっています。
GSユアサのリチウムイオン電池は、三菱自動車の電気自動車に採用されていますが、無人搬送車(AGV)、回生電力吸収(鉄道)、ハイブリッドクレーン、ディーゼルハイブリット車両、EV建機、電動フォークリフト、鉄道車両のほか、国際宇宙ステーションにも搭載されるなど幅広く採用されています。
特に注目されるのが、ボッシュ、三菱商事と合弁で「リチウムエナジー アンドパワー社」を設立し、電動化車両向けリチウムイオン電池を開発していることです。2020年に発売する計画ですが、期待感が高まると見られます。
GSユアサの前身である旧日本電池と旧ユアサコーポレーションがそれぞれ2017年と2018年に設立100周年を迎えますから、市場の関心は向くと思われます。
足元の業績ですが、今月2日大引け後に発表済みの今3月期第3四半期決算は、純利益が85億7200万円(前年同期比29.4%増)に着地。10-12月期純利益は44億6100万円(同48.2%増)と好調に推移しています。四季報では来18年3月期増収増益・増配含みと観測しています。
昨年、任天堂[東1](7974)が上昇しましたし、同じく京都銀行が保有する銘柄として久々の相場もとの期待は膨らむと見られます。
15年10月高値532円を突破出来れば、中期では600円の上値フシ、長期では14年7月高値747円(公募価格750円)を目指すことも想定されそうです。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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