京三製[東1](6742)、東京五輪開催でホームドアの設置が急務に
京三製[東1](6742)は、390円どころの高値圏で保ち合いを形成しています。
東京メトロ銀座線の青山一丁目駅で8月15日に発生した視覚障害者の転落・死亡事故を受け、国土交通省が鉄道駅ホームの安全性向上対策の検討に着手することから、関連する銘柄として下値に買いが入っています。
鉄道事業者などで構成する検討会を立ち上げ、ハード・ソフト両面から総合的対策を検討。昨年2月に閣議決定された交通政策基本計画(14~20年度)で掲げたホームドア設置目標の前倒しや、新しいホームドア技術の普及促進が図られる見通しで、同社が可動式ホーム柵を手掛けていることが注目されます。
3月末時点では、東京メトロ9路線の全179駅でホームドアが設置されているのは、47%にあたる85駅で、東京都営地下鉄では約6割が整備済みですが、全国では1日10万人以上が利用する約250駅のうち、約3割の77駅しかホームドアが設置されていなません。国交省は平成23年度、1日に10万人以上が利用する駅のホームドア設置を鉄道各社に要請済みで、東京オリンピック・パラオリンピックの開催を控え、ホームドアの設置が進むと見られます。
同社の可動式ホーム柵は、2000年夏に東京急行電鉄の目黒線で運用を開始して以来、約5000開口の納入実績を持っていますから、今後も増加すると思われます。
足元の業績ですが、今2017年3月期は営業減益見込みですが、老朽化した交通信号制御機、交通信号灯器、道路交通情報板などの更新需要への対応や、災害時に備えた防水型交通信号制御機、電源付加装置などの拡販に注力しています。来年創立100年を迎え来18年3月期は業績回復が期待されますので、中長期的な視点で注目されます。
また、日銀によるTOPIX型ETF買いウエートの高まりを背景に低PBR銘柄を見直す動きも出ています。PBR0.64倍と割り負けしてますので、下値不安は小さいと思われます。
株価は、日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線がサポートする形で三角保ち合いを形成しており、そろそろ煮詰まりつつあり、上値抵抗線の400円(15年3月高値)突破出来るかがポイントと考えます。
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リンク記事:WSCOPEはFFRIなどに続くか、レオス取得銘柄に関心向かう(2015年9月8日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/51852
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■WSCOPE[東1](6619)
1870円紹介(2015/9/8)→3675円(2016/5/13)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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