大住薬[東1](4506)が連日高値、iPS細胞でヘリオス(東マ:4593)と二人三脚なるか
大住薬[東1](4506)は、8日1702円(+10円)。高値1713円(+11円と買われ連日の年初来高値更新と堅調です。
京都大学と大阪大学、神戸市立医療センター、理化学研究所は6日、神戸市で共同記者会見を開き、iPS細胞を使った臨床研究を2017年前半にも再開すると発表したことを材料視した買いが入っています。
日本経済新聞社では、「関西地域でiPS細胞を手掛ける4つの大学や研究機関などが連携して患者への治療応用を加速する。再生医療をテコに関西における健康・医療産業の育成に弾みが付きそうだ。」と指摘しました。
臨床研究は目の難病である加齢黄斑変性の患者を対象に4つの機関が役割を分担して進めるようですが、「加齢黄斑変性」の治療に使用する「網膜細胞シート」を手がけるヘリオス[東マ](4593)の第2位の株主で、同社とiPS細胞を活用した医薬品開発の新会社「サイレジェン」を折半出資で設立。理研が研究している「加齢黄斑変性」の治療薬の開発を進め、iPS細胞由来の網膜色素上皮細胞を作製し、医薬品として実用化を目指していることが見直されています。
大住薬[東1](4506)は、ヘリオス株を150万株(3.6%)と、直近で上昇したネクシィーズ[東1](4346)のようにブランジスタ[東マ](6176)株を705万株(51.4%)も保有しているわけでありませんが、逆日歩が付く信用好需給ですから、ヘリオスが上場来高値を塗り替える動きを見せれば、株の含み益を素直に好感した買いが継続すると思われます。
日経225採用のディフェンシブ性を備えた材料株として、2014年1月高値1947円抜けとなるか市場の関心が高まってきたようです。
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