夢の街創造[JQ](2484)は、外部環境の悪化を織り込み押し目買い
前週22日、日経平均株価が941円上昇しましたが、東証1部では、22日に昨年来の高値を更新したのはライドオンEX[東1](6082)1銘柄にとどまりました。
東証2部では、ロックペイン[東2](4621)とスターフライヤー[東2](9206)の2銘柄。ジャスダックでも平田機工[JQ](6258)1銘柄ということですが、これに続くような銘柄がどれだけ増えるか、市場の関心は高まると思われます。
夢の街創造[JQ](2484)は、1349円(+117円)と3営業日続伸し、直近12月30日高値1335円を上回りましたので、多少外部環境が悪化しても好業績銘柄として押し目買い優位の展開が期待出来そうです。
同社は、昨年12月29日に今2016年8月期第1四半期決算を発表。第1四半期売上高は9億4900万円(前年同期比12.1%増)、営業利益は1億3700万円(同58.2%増)に着地。
これを受け、いちよし証券がレーティングを「A(買い)」継続で、フェアバリューを1300円から1700円に引き上げたことを好感して買われた高値を抜いたわけですから、外部環境の悪化を織り込んだといえます。
18年8月期売上高51億3000万円(16年8月期40億円予想)、営業利益11億5000万円(同6億5000万円予想)目標の中期経営計画を11月11日に発表済み。「出前館」事業の持続的成長を図るほか、通信販売事業の再成長、新たなビジネスの拡大などに取り組むとともに、M&Aの検討を図るほか、今後の成長が見込める海外エリアへの展開などにも取り組む方針です。
また、同社が一昨年6月にオープンした飲食店向けの仕入れ・販促・運営支援サイト「仕入館」にラクーン[東マ](3031)のBtoB掛売り・請求書決済代行サービス「Paid(ペイド)」を採用し、サービスを開始したことも業績を押し上げると見られていますので、中計達成に向けた期待感は高まると思われます。
チャート的には、9か月移動平均線(1080円)がサポートしたため、長期のトレンドは崩れていません。外部環境の影響をあまり受けないと見られますから、2014年2月高値1469円奪回となれば、いちよし証券がフェアバリューとしている1700円へ向けて上昇する余地は出てきそうです。
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