アテクト[JQ](4241)は、材料株として見直される可能性あり
アテクト[JQ](4241)は、材料株として見直される可能性がありそうだ。同社はターボチャージャーのローターやセラミックスヒートシンクなどの自動車関連部品への取り組みに注力しています。
今月6日に同社が10月20日から22日までの3日間、アメリカミシガン州デトロイト市ノーバイで開催された「Engine Expo 2015」に初めて単独で出展。大手ターボチャージャーメーカーとレスポンス、燃費の改善を目的とした軽量、高硬度な新素材(現行インコネルの50%近い比重)を採用した次世代ターボローターの共同開発及び現行インコネルの改良など帰国後即座にNDAを締結したことを公表しました。
これを材料視し、同9日に1333円ストップ高と買われた後、もみ合っていましたが、18日に1344円と買い直される場面も見られました。
「Engine Expo 2015」出展者数は優に200社を超える大規模な展示会で、150社を越える多数の方々が同社のブースを訪れるという大盛況だったことから、今後、引き合いが増加するとの期待が膨らんだようです。同社はPIM事業で、期待のターボチャージャー等で売上高は現在の1億7000万円から30億円まで数年内に引き上げる計画ですが、実現に向けて好発進した感はあります。
10日前場立会中に発表した今3月期第2四半期決算は、売上高が12億5000万円(前年同期比7.0%増)、営業利益1億5200万円(同24.8%増)に着地。
今3月期からPIM事業の拡大、半導体資材事業の4Kテレビ対応、臨床検査分野への参入など、従来の守りから、拡大成長に向けた攻めへの転換を図るべく、第2次構造改革をスタートしているが、第2四半期営業利益としては、過去最高益更新。中でもPIM事業は、過去高の売上高、営業利益を更新、衛生検査器材事業についても売上高で過去最高と、全セグメントにおいて増収・増益と足元の業績は好調に推移しています。
株価は、5月14日につけた年初来の高値1589円と買われた後、もみ合っていますが、9か月移動平均線(999円)がサポートラインとして強く意識されていますから、トレンドは崩れていません。今月24日に機関投資家及びアナリスト向けの決算説明会を開催される予定ですから、改めて同社に対する関心が高まれば、高値奪回も視野に入りそうです。
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