ニューフレアはリバウンド相場入りとなるか注目される
ニューフレア[JQ](6256)は、28日に35円高の4850円と3営業日続伸しました。好決算銘柄を物色する流れが出ており、29日に予定される今3月期第2四半期決算に対する期待感も高まっていると思われます。
第1四半期業績は、主力の電子ビームマスク描画装置等の拡販が寄与し、売上高が118億4100万円(前年同期比20.7%増)、営業利益が46億8000万円(同24.9%増)と好調でした。営業利益の第2四半期計画に対する進捗率は65.9%と順調に推移しています。
29日に予定される第2四半期決算も好調と見られます。通期業績予想や配当予想の上方修正がなければ、大きく株価が反応する可能性が低いと考えられますが、徐々に底上げが進むとの期待は高まります。
同社の親会社である東芝が同社所有の大分県の半導体製造関連施設、設備及びその他関連資産の一部をソニーに譲渡するとのことです。東芝はニューフレア株についても売却を模索するのではとの憶測が飛び交ってもおかしくありません。
ただ、ニューフレア株については、8月末に米投資ファンドのブランデス・インベストメント・パートナーズが1,106,200株(9.22%)から1,229,700株(10.25%)まで買い増したことが伝わって以来、4400円割れが下値として確認されたほか、直近では25日移動平均線(4677円)がサポートラインとして意識された感がありますから、需給思惑は増幅すると思われます。
月足では13年10月高値1万5000円から本年1月16日につけた年初来の安値4170円、8月25日安値4200円と売り直され底値を確認しています。今期予想PER7倍台と割安感があり、配当利回りも2.5%と利回り妙味もソコソコありますから、第2四半期決算の内容にインパクトが乏しくなっても、押し目買い優位に上値を伸ばし、リバウンド相場入りするか注目されそうです。
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