WSCOPEはFFRIなどに続くか、レオス取得銘柄に関心向かう

投稿:2015/09/08 10:34

 財務省9月1日受付の大量保有報告書でレオス・キャピタルワークス株式会社が、WSCOPE[東マ](6619)株式を834,000株(5.88%)取得したことがわかったことをキッカケに、3日に年初来高値2250円と買われました。

 昨年、レオス・キャピタルが取得したことで上昇した代表的な銘柄に、FFRI[東マ](3692)。そのほか、鳥貴族[JQ](3193)、スノーピーク[東マ](7816)などがあり、これらに続く銘柄として市場の関心が高まったもの。

 レオス・キャピタルには、野村投資顧問(現:野村アセットマネジメント)、ジャーディンフレミング(現:JPモルガン・アセット・マネジメント)、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントを経て2003年レオス・キャピタルワークス創業に参加した敏腕ファンドマネジャーの藤野英人氏が、在籍していることが注目されている。

 藤野氏は、ファンダメンタルズ重視で中小型・成長株に積極投資するスタイルで、投資信託に組み入れた銘柄の多くは大幅に上昇するケースが多く、レオスというよりはむしろ藤野氏に乗ってみたというところだろう。

 今回は、WSCOPE[東マ](6619)のほか、4日にはSRGタカミヤ[東2](2445)にも長期上昇を期待した買いが入ったもようだ。

 外部環境に不透明感が強まり手がかり材料難となっており、敏腕ファンドマネジャーが足で調べた成長銘柄の上昇続くか市場の関心を集めそうだ。

配信元: みんかぶ株式コラム