(1820)西松建設
四季報2015年春号によると、受注3400億円(前期比6%増)へ増額。手持ち順調消化、粗利率改善し営業大幅増益。特益。16年3月期も建築、土木ともに手持ち工事は高水準。土木中心に粗利率改善。有証売却特益見込まず。
5月3日決算発表。2015年3月期は増収増益で上方修正。
2011年11月9日の115円を安値にアベノミクス相場にサポートされて11月15日の125円で買転換となり、中長期の上昇トレンド(A)を形成しています。この中で2014年3月20日の298円を安値に急角度の上昇となって8月28日の577円まで上昇し、ここで当面のピークとなりました。ここから10月14日の436円まで下げたあと10月29日の550円まで戻すものの2番天井となって再下落し、下向きの先細三角形(B)の下げとなりました。この中で今年の3月30日に411円まで下げて底打ちとなり、もみあったあと5月12日に445円で買転換となって下向きの先細三角形からの上放れの形となっています。
(4611)大日本塗料
四季報2015年春号によると、増税影響長引き、建築・建材塗料が想定以下。営業小幅減益。退職給付制度終了特益。16年3月期は主力の建築・建材塗料が復調。五輪需要も徐々に出る。メキシコの自動車部品向け加わる。上向く。
5月13日決算発表。2015年3月期は増収増益で上方修正。2016年3月期も増収増益見通し。増配と自社株買いも発表。
2011年2月8日の134円を高値とし、3月11日の東日本大震災直後の3月15日の62円を安値とする大底圏での三角保ち合い(A)の煮詰まってきた中で、2012年11月15日の82円を安値にアベノミクス相場がスタートし、それにサポートされて12月19日に100円で買転換となって三角保ち合いを上放れて急騰、2013年3月15日に198円の高値をつけました。ここをピークに調整入りとなり、6月7日の119円まで下落したあと9月11日の188円まで上昇して戻り高値をつけ、119円を安値とし188円を高値とする三角保ち合い(B)となりました。この中で2014年10月17日の139円を安値に反発し、160円を挟んでもみあっていましたが、今年の5月13日に業績の上方修正を受けて171円で上放れとなりました。
(4406)新日本理化
四季報2015年春号によると、可塑剤が低調。樹脂添加剤は新製品投入でも伸び鈍い。販価厳しく営業益横ばい。16年3月期は油脂等で輸入品圧迫緩和。石化製品は販売先の在庫補充もあり増加。原料安、不採算事業縮小も増益寄与。
5月12日決算発表。2015年3月期はやや予想を下回ったが、2016年3月期は大幅増益見通しとなる。
チャートの動きは、2013年8月14日の425円を高値に下降トレンド(A)を形成しました。この中で、2014年2月4日の203円、4月28日の208円と2点底をつけて6月11日の291円まで上昇するものの再下落となり、10月17日の210円まで下落しました。この安値圏で10月17日の210円、今年1月16日の207円、2月3日の209円と3点底(逆三尊天井)をつけて反発し、2月26日の275円まで上昇しました。しかし、行って来いの形となって4月1日の218円まで下落、もみあっていたところに来期の好業績予想を受けて、5月13日に240円で買転換となっています。
(4215)タキロン
四季報2015年春号によると、好採算の床材が底割れ。前号に比べ営業減益幅拡大。16年3月期は買収子会社が通期で寄与し売上高50億円上乗せ。床材はなお回復ペース鈍い。ただ高機能材が半導体業界向けに好伸。営業益復調。
5月13日決算発表。2015年3月期は増収増益幅が予想を下回るが、2016年3月期は増収増益強まる。
2012年11月13日の262円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、12月19日に299円で買転換となり、上昇トレンド(A)の中で2014年1月21日の483円まで上昇しました。ここで4月14日の383円まで押し目を入れたあと、業績上方修正を受けて7月2日の608円まで再上昇となりました。8月12日の497円まで押し目を入れて反発し、9月3日に610円と高値更新するもののダブル天井の形となって下落し、10月23日に476円の安値をつけました。このあとは三角保ち合い(B)となっていましたが、煮詰まっていたところで今年の3月30日の514円を安値に上放れとなり、5月15日に590円の戻り高値をつけて押し目を形成しています。
(6998)日本タングステン
四季報2015年春号によると、中国の電極・接点や産業機器が想定より不調。中国子会社解散に伴う在庫評価減などあり一転営業減益に。減損特損。16年3月期は自動車向け電極・接点が順調。紙おむつ用ダイカッターも欧米で増。赤字子会社の解散効果大。営業益底入れ。
5月14日決算発表。2015年3月期は、営業利益は予想を下回ったが、2016年3月期は増収増益予想。
2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の105円を安値に復興関連銘柄として暴騰し、4月1日には363円と2週間で約3.5倍化となりました。その後、中長期の下降トレンド(A)→(B)となり、2012年10月16日の115円で底打ちとなりました。ここを安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて下値を切り上げる上昇トレンド(C)とはなっているものの、上値は2014年1月20日の233円までとなっています。この上昇トレンド(C)の中で、1月20日の233円を高値とし、5月13日の161円を安値とする三角保ち合いとなっており、2014年10月17日の177円を安値に煮詰まってきて今年の2月26日に195円で買転換となっています。但し、出来高が増加しないために180~200円のもみあいとなっていますが、出来高が増加してくると水準訂正の動きとなります。
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