(5480)日本冶金工業
四季報2014年冬号によると、建築需要好調でステンレス鋼材は数量がやっと好転。高機能品の拡販も寄与。が、ニッケル鉱石の急騰が誤算。価格転嫁は徐々に進むも浸透に時間。電気代高騰も痛い。増益だが前号よりも利益下振れ。
10月30日決算発表。7~9月期経常益は9.3億円の黒字に転換。
2012年10月15日の61円を底値に反発し、安値圏のもみあいで2013年4月2日の101円、6月27日の102円とダブル底をつけて8月14日に147円で買転換となり急騰、9月24日には400円まで上昇しました。ここをピークに三角保ち合い(A)となって今年の2月4日の225円まで押し目を入れ、その後は終値ベースで240~350円のボックス相場(B)となっています。この中で、10月17日の230円の安値をつけて10月31日に277円で買転換となり、ボックスの上限を目指す形となりました。
(1963)日揮
四季報2015年新春号によると、超大型の豪イクシスLNG施設が佳境のほか、マレーシアLNGや中東ガス処理など進捗。好採算案件一服。工事損失引当金も計上で営業減益だが、会社計画は保守的。16年3月期はイクシスが高水準持続、ロシアの大型LNG案件が本格貢献。
2013年2月18日の2251円の安値からアベノミクス相場にサポートされて大幅上昇となり、5月22日に3995円の高値をつけ、6月13日の3090円まで押し目を入れて三角保ち合い(A)となりました。この三角保ち合いが煮詰まってきた段階で、10月3日の3420円を安値に上放れとなり、2014年1月17日の4259円の高値をつけました。ここをピークに高採算のプラント工事が一巡し15年3月期減益になったことで、大幅下落となって下降トレンド(B)へ移行しました。この中で、10月21日の2457円を安値に反発となって11月11日の3045円まで上昇し、下降トレンド(B)をいったん上に抜けるものの日経平均の急落につれ安し、12月16日には2296円と年初来安値を更新しました。ここから売られ過ぎの反発となって12月26日に2559円で買転換となっています。JPX日経400銘柄でGPIFの買いが期待できますので、当面は下げ過ぎの水準訂正狙いとなります。
(4188)三菱ケミカルホールディングス
四季報2015年新春号によると、大陽日酸半期分(営業益180億円強)上乗せ。MMAが北米本格稼働、市況回復あり復調。医薬高水準。スマホ向けフィルム好調で利益上振れ。16年3月期は大陽日酸通期化。鹿島など構造改革効果。
2011年8月1日の623円の高値から下降トレンド(A)を形成し、この中で2012年10月10日の275円で底打ちとなりました。ここを安値に11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて急伸し、しばらくもみあったあと再上昇となって2013年5月21日に593円まで上昇しました。ここを当面のピークに6月7日の420円まで下落したあとやや下向きの先細三角形の保ち合い(C)となって、この煮詰まったところで5月7日の402円を安値に業績の上方修正もあって大幅上昇、12月5日には655円となって2011年8月1日の623円を更新しました。ここから調整入りとなったところで日経平均につれ安する動きとなっています。
(4182)三菱瓦斯化学
四季報2015年新春号によると、天然ガス系で定修影響や一部採算悪化だが、芳香族堅調。機能化学品が市況回復と償却費減で営業増益。営業外で海外メタノール生産持分益膨らむ。増配。16年3月期は特殊機能材でタイ増産効果。
チャートの動きをみると、2012年10月4日の362円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で、2013年5月22日の878円、9月24日の911円、12月10日の874円と三尊天井となって上昇トレンド(A)を下に切り、2014年5月12日の534円まで下落しました。ここから9月30日の715円まで上昇して下降トレンド(B)を上に抜けるものの、10月23日の605円まで反落、その後すぐに反発して11月14日の714円をつけるものの、信用買い残重く再下落となって下げ続け600円を割ってきました。業績は現時点では問題なく、PERやPBRからも割安ですので、この下げは信用買い残が膨らんだ結果投げが出ているところです。理想的にはもう一段下げて出来高が急増すれば当面の底となりそうです。
(7244)市光工業
四季報2015年新春号によると、ランプは国内堅調。政情不安のタイは新工場は前半の低操業が痛手。後半は歩留まり改善に加え、周辺アジア国への輸出本格化。通期は営業増益。営業外の持分益や為替差益膨らむ。16年3月期は国内続伸、タイの操業が正常化。連続増配も。
自動車用照明大手。新技術としてロービームの照射角広げたLEDランプ開発。
2011年2月9日の292円を高値に、3月11日の東日本大震災直後の3月15日の121円まで急落。ここから7月6日の208円まで反発するものの、200円台が強力な上値抵抗ラインとなる。その後大底圏で2011年11月24日の118円、2012年10月12日の105円、2014年の3月20日の130円と日足での3点底を形成し、5月16日の149円で買転換となって9月8日にはストップ高の△50円の247円となって上放れし、9月9日には313円の長い上ヒゲを出して271円で引け、買われ過ぎから10月23日の222円まで下げてもみあい、11月18日に220円と2点底をつけて12月5日には279円まで上昇しました。チャートからは313円の上ヒゲを埋める可能性があります。
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