日経平均が長期下降トレンドを遂に上抜け! 今後の展開は!?
日経平均が長期下降トレンドを上抜けし、更に目指す価格とは?
下降トレンドから上抜けした日経平均
1981年から現在までの超長期スパンで日経平均株価を見てみると、現在カギとなる長期下降抵抗線(現在14,800円)を上抜けしています。
上昇に拍車をかけたのは、10月31日の日本銀行の追加緩和決定発表のサプライズでした。
日本銀行は買い入れを進めると共に、ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)も3倍に増やすとしています。
またGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は外国株式の割合を12%から25%に増やすことも発表しています。
これらの発表はさらに円安を推し進めた結果となり、11月7日高値において7年ぶりの円安水準(115.576円)を記録しました。
この円安推移は日経平均株価に非常に大きな影響を与えています。
日経平均の今後の目指す価格
ベンチマークとなる日経平均株価は、長期下降抵抗線を20年以上下回っていましたが、10月20日からようやくこの線を(現在14800円)上抜けし、安定して上昇し続けています。
日経平均株価は長期チャートで見ると、2003年から2009年にかけてダブルボトム(二つの安値谷のとその間に一つの高値の山)が形成されています。
これは上昇目標となる24500円まで到達する可能性を暗示させています。
しかしながらその前に2007年の高値、18262円を超えなければなりません。
長期チャートで見ると下降への一途を辿ってきた日経平均株価。
世界から若干見放されている現状の中で、長期下降トレンドから長期上昇トレンドへの転換に成功した場合は、再度日本市場に世界中から投資家が集中する可能性があります。
今がまさに日本市場の転換期。
可能性は十分にある現状を見ると、例え今日、経平均が急落急騰を繰り返す調整過渡期となっていても、年度末を見据えて「買い」のタイミングと言えます。
〈チャート図拡大表示〉日経と円/米ドル 1981年からの長期チャートで読み解く現在
http://www.oracletrade.com/?p=25502
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