サンマルクホールディングス(3395)の決算が絶好調です。終わった2015年3月期第2四半期決算は11.9%増収、12.7%営業増益、12.3%経常増益、22.8%純利増益となりました。売上、利益とも期初計画をそれぞれ上回る順調な決算です。第2四半期の3ヵ月では12.3%増収、16.1%営業増益と第1四半期よりそれぞれ伸び率が上回っています。
この3か月間の状況をセグメント別に見ますと、レストランの売上高は12.3%増とさらに伸び率が高まり、カフェを中心とするファーストフードは8.8%と若干伸び率が低下しています。ファーストフードの伸び率が若干低下しているのは、前年度の猛暑効果が薄れたためではないかと考えられます。レストランはこのところ出店ピッチが速まっている生麺工房鎌倉パスタの出店効果が大きいものと思われます。
利益面では、レストランの営業利益は10.3%増と比較的順調で、ファーストフードは19.4%増と大幅に高まっています。ファーストフードに関しては、前年度にコストをかけて様々な施策を行ったため、若干利益が伸び悩みましたが、今期に関してはその効果と費用増の反動で利益の伸び率が高まったと考えられます。
もともと同社は2ケタ近い利益成長を遂げてきましたが、リーマンショックで一度減益に陥り、経営の再構築を図っていました。いよいよ前期から再び飛躍の期に入り、今期業績は勢いがついてきた感じがします。
大手外食はこのところ軒並み不振に陥っており、数少ない外食の成長株として注目度が高まると考えられます。
現時点のPERは15倍ですので、割安感が大きいと言えましょう。
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