(6366)千代田化工建設
四季報2014年秋号によると、日揮等と共同で手掛ける大型の豪イクシス・LNGプラントが建設工事佳境に。ベトナムの製油所など他案件も工事進捗。前期に一部案件で発生した不具合対策費が消える。会社計画は利益堅め。
2012年10月26日の1309円を高値とし、2013年4月16日の412円を安値とする下値を切り上げる直角三角形の保ち合い(A)を形成。この煮詰まりある中で、2013年10月1日の1092円を安値に11月13日に1264円で買転換となって上放れし、今年の1月15日の1669円まで上昇しました。ここから2015年の下方修正を受けて下降トレンド(B)入りとなり、この下方修正を織り込む形で5月20日の1156円、8月13日の1093円、9月17日の1153円と3点底を作って、9月25日の1241円で買転換となりました。3点底が確定するのは6月23日の1273円を終値で抜けたときとなりますが、25日移動平均線、75日移動平均線を上回って反発してきています。
(6962)大真空
四季報2014年秋号によると、水晶デバイス総合大手。音叉型や民生用振動子などシェア首位級。人工水晶から一貫生産に強み。
デジカメ向け水晶デバイスの低迷が前半足引っ張る。ただ夏場以降、中国向けなどスマホ関連が牽引。自動車向けも欧米、アジアで需要増。住宅関連も底堅い。償却負担、研究開発費上昇こなし連続増益。為替差益見込まず。記念配落とす。
2013年7月16日に大証1部から東証1部へ移行し、この日の496円を高値に10月8日の352円までの大幅下落となりました。ここから今年の1月21日の487円まで戻るものの、2015年の下方修正を受けて下降トレンド(A)を形成しました。この中で、5月21日の358円、8月11日の356円とダブル底に近い2点底をつけて反発し、9月29日に397円で買転換出現となりました。6月27日の408円を終値で上に抜けるとダブル底が確定し、一段高が期待できるところです。
(8091)ニチモウ
四季報2014年秋号によると、食品軸に下期繁忙。すり身、カニなど出足順調、海外子会社の水揚げ量が回復。海洋は特需落ちるも想定内。苦戦の物流はトラック不足など環境厳しさ続くが前期のリストラ寄与。営業外に為替差損。
2011年11月24日の131円を安値に11月29日に143円で買転換出現となって急騰し、2012年4月26日の289円の高値をつけました。しかし、買われ過ぎからの急反落となり、「行って来い」となって全値押しに近い6月4日の146円まで下げました。ここで三角保ち合い(A)を形成したあと上放れとなって、2013年5月9日に232円まで戻すものの、調整入りとなって下向きの三角保ち合い(B)を形成していました。この中で、今年の5月21日の157円を安値に反発となり、9月18日に202円の長い上ヒゲを出していましたが、9月25日に191円で買転換となって上ヒゲを埋める動きとなっています。
(3946)トーモク
四季報2014年秋号によると、住宅には人手不足で前期から竣工ずれ込んだ案件が上乗せ。段ボールには原燃料高の販価への転嫁推進が奏功。消費増税前特需の反動減が4~5月に想定より響き、幅やや縮小ながら通期営業増益。
今期4~6月期は消費税の増税から想定より収益悪化するが、通期ではやや縮小ながら営業増益予想。
2011年3月7日の278円を高値とし、3月15日の160円(終値180円)を安値とする三角保ち合い(A)を形成し、その煮詰まったところで2012年11月15日の218円を安値として11月2日に230円で買転換が出現、上放れとなって2012年5月21日の340円まで上昇となりました。ここから8月28日の275円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の1月6日には368円と昨年来高値を更新しました。その後4月の消費増税による業績下方修正を受けて5月21日の252円まで下落した後は反発に転じ、9月25日に308円で2度目の買転換出現となっています。上昇には出来高の増加待ちとなります。
(9107)川崎汽船
四季報2014年秋号によると、主力のコンテナ船は運賃・荷動きとも順調。バラ積み船は市況低迷が痛手だが、中長期契約多く比較的影響小さい。航路合理化などコスト削減も効く。営業益回復。期初膨らんだ為替差損は縮小公算。
8月14日付けでUBS証券が「買い」に格上げし、目標株価を280円に増額。北米コンテナ船運賃の上昇による業績上振れ期待を評価。
2012年9月6日の90円を安値に三角保ち合い(A)を形成し、この中で11月15日の96円を安値にアベノミクス相場がスタート、12月14日の115円の買転換出現のあと急騰となって2013年5月23日の259円まで上昇しました。ここから6月7日の172円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の1月20日には279円で昨年来高値更新となりました。ここを当面のピークに調整入りとなり、4月28日の202円まで下げて緩やかな上昇トレンド(C)を形成していましたが、8月8日の208円を安値に、8月14日付けのUBS証券の「買い」への格上げを受けて9月9日の265円まで上昇し、押し目形成となっています。
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