新興市場銘柄ダイジェスト:スタジオアタオが年初来安値更新、細谷火工は4日続伸

配信元:フィスコ
投稿:2018/04/12 15:29
<3237> イントランス 161 -9
大幅続落で年初来安値更新。18年3月期の営業利益見通しを従来の4.70億円から0.10億円(前期は5.69億円)に下方修正している。利益率の高い不動産の売却時期が翌期以降にずれ込むことに加え、瑕疵担保責任の対応費用などが発生したため。同時に期末配当を無配(従来予想、前期実績ともに2.00円)に修正した。大幅な減益に加え、無配に転じたことから売りがかさんだ。

<3923> ラクス 1808 +6
一時1842円まで上昇。3月の全社売上高(単体)が前年同月比33.1%増の6.27億円になったと発表している。伸び率は2月の同26.8%増から加速した。月次売上高が6億円を超えたのは初めて。期初からの好調な契約数の積み上がり効果に加え、3月の新規受注も好調だった。成長のけん引役となっている経費精算システム「楽楽精算」は同81.2%増と大きく伸びた。売上の順調な拡大が好感され、買い優勢となった。

<3135> マーケットE 874 +150
ストップ高。ECYCLE POINT TOKYOから中古医療機器買取・販売事業の譲渡を受け、本分野における事業を開始すると発表している。これに合わせ、買取サイト「医療機器高く売れるドットコム」を4月11日より開設した。全国10拠点の物流網と2カ所のコールセンターによる最短即日での出張買取が特長で、全国規模の中古医療機器買取に対応するという。

<3550> スタジオアタオ 2019 -361
大幅続落で年初来安値更新。19年2月期の営業利益予想を前期比8.6%増の6.00億円と発表している。同時に発表した18年2月期決算は営業利益が同19.6%増の5.52億円だった。今期の伸び率が鈍化することに加え、市場の一部では7億円程度との見通しがあったことから、発表を受けて売りに押された。また、18年2月期にファッションブランド「ロベルタ」に係る減損損失を計上していることも売り材料視されたようだ。

<4274> 細谷火工 1117 +32
4日続伸。トランプ米大統領がシリアに対するミサイル攻撃を示唆する発言をツイッターに投稿したことから、シリア情勢を巡る地政学リスクに対する懸念が高まっている。こうした流れから石川製<6208>豊和工<6203>といった防衛関連株に値幅取り狙いの物色が向かい、自衛隊向けの照明弾などを手掛ける細谷火工にも波及した。

<7928> 旭化学 515 -26
大幅続落で年初来安値更新。18年8月期第2四半期累計(17年9月-18年2月)の営業利益を従来予想の0.60億円から0.72億円(前年同期は0.07億円)に上方修正した。ただ、通期予想は1.50億円(前期は0.72億円)に据え置き、純利益予想については1.00億円から0.70億円(同0.58億円)に引き下げた。期末の為替を円高予想にしたためで、円相場の上昇基調が利益を圧迫するとの見方から売りに押された。



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配信元: フィスコ

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