■中期計画『Odyssey2018』のアップデート
ラクオリア創薬<4579>は毎年、3ヶ年のローリング中期経営計画を策定し公表している。2018年2月に発表された『Odyssey 2018』では、2018年12月期−2020年12月期の3ヶ年についての業績計画が示された。
創薬ベンチャーとして自社の事業領域において導出候補プログラムの開発(探索、前臨床、P-I臨床試験など)を進めると同時に、導出済みプログラムについては導出先企業と二人三脚で医薬品の上市を目指すことで自社の成長を実現するという方針には変更はない(各プログラムの進捗状況は後に詳述する)。
業績計画の数値を見ると、売上高はプログラムの順調な進捗による契約一時金やロイヤルティ収入の拡大を反映して、従来予想から上乗せされている。利益面では2018年12月期こそ費用計上のタイミングの問題で損失が拡大する形となっているが、2019年12月期の黒字転換見通しは揺るがず、利益の額は上方修正された。2020年12月期において営業利益が減益予想となっているのは、マイルストン収入が端境期を迎えることを織り込んだためだ。しかしこの点は、今後の開発の進捗状況によって変化する可能性は大いにある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<MW>
ラクオリア創薬<4579>は毎年、3ヶ年のローリング中期経営計画を策定し公表している。2018年2月に発表された『Odyssey 2018』では、2018年12月期−2020年12月期の3ヶ年についての業績計画が示された。
創薬ベンチャーとして自社の事業領域において導出候補プログラムの開発(探索、前臨床、P-I臨床試験など)を進めると同時に、導出済みプログラムについては導出先企業と二人三脚で医薬品の上市を目指すことで自社の成長を実現するという方針には変更はない(各プログラムの進捗状況は後に詳述する)。
業績計画の数値を見ると、売上高はプログラムの順調な進捗による契約一時金やロイヤルティ収入の拡大を反映して、従来予想から上乗せされている。利益面では2018年12月期こそ費用計上のタイミングの問題で損失が拡大する形となっているが、2019年12月期の黒字転換見通しは揺るがず、利益の額は上方修正された。2020年12月期において営業利益が減益予想となっているのは、マイルストン収入が端境期を迎えることを織り込んだためだ。しかしこの点は、今後の開発の進捗状況によって変化する可能性は大いにある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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