3月期末配当分を即日に埋めるほどの強い展開は難しそう

著者:市原義明
投稿:2018/03/27 18:01

◆大幅上昇のNYダウも25日線を奪回できていない

28日(水)の日経平均は、配当落ち分を除いて横ばい程度の想定です。

27日(火)は、米国株の急反発を受けて全面高の展開となり、日経平均は大幅続伸になりました。

先週末の1000円に迫る急落分をすべて取り返すまでにはいたりませんでしたが、2日で700円も戻しましたから、下値不安は大きく後退したと思われます。

ただし、これほど急騰しても25日線に届かず、25日線は下向きのままです。また、高値切り下げのトレンドラインに沿っているため、下向きのトレンドを変えるほどの上昇ではなかったといえます。

明日は3月権利落ち日のため、160円程度と報道されている配当落ち分を埋められるかに注目が集まりそうです。

もっとも、先週末の急落から本日の急騰までNYダウの結果に過剰に反応していますから、明日も米国の結果次第なのでしょう。

今晩のNYダウが大幅続伸となれば、配当落ち分を即日埋める可能性はありそうです。しかし、NYダウも日経平均と同じで、大幅反発でも25日線に届いていませんでしたから、いったんは戻り売りが出やすいのではないかと思われます。

このため、明日は配当落ち分を除いて横ばい程度の想定といたします。
市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想