【買い】小野薬品工業(4528)直近のバイオ物色に乗る◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/03/15 13:04

直近のバイオ物色に乗る

業種:医薬品
時価総額:17840億円
PER:39.79倍
PBR:3.36倍

【オプジーボの中国展開などに期待感先行】
3/5に某紙で「世界の製薬大手が大型新薬を中国市場に相次ぎ投入する」と報じられている。当局による販売承認期間の短縮化で市場の拡大が見込めることが背景となる。米プリストル・マイヤーズでは、同社と共同開発した「オプジーボ」の販売承認を申請しており、年内の発売が見込まれている模様。中国では新薬の市場拡大余地が大きく、同社業績の一段の向上にも繋がっていくとの期待感がかかる。

【中国に大型新薬投入】
17年までの規制緩和で、中国当局の販売承認を得るまでの期間が1年以上短くなり、世界2位の市場がさらに拡大する見込みである。主力の前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の発売を準備中と紹介されたアステラス製薬、肝臓がん治療薬「レンビマ」の販売承認を申請したとあるエーザイ、そして米ブリストル・マイヤーズスクイブと共同開発し、肺がんに効くオプジーボの販売承認を申請し、年内の発売が見込まれている。

【テクニカルも良好】
2/5以降は5日線にサポートされ、上昇トレンド形成。2016年の8月に空けた窓埋めに期待が掛かり3500円も一通過点となろう。


製薬準大手。自社開発多いが特許切れ比率高い。新薬創出、海外展開へ。

3/20 13:00追記 同社はがん免疫薬「オプジーボ」について、2018年度に新たに4つのがんで厚生労働省に適応追加を申請する。オプジーボは高価という批判を受けて大幅に薬価を引き下げられた。適応範囲を広げて単価の下落を補う。政府は薬剤費を削減するため薬価の適正化を進めており、製薬各社は収益を確保する対策を迫られている。
配信元: 達人の予想

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