今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2018/03/13 15:26

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、前日の流れを引き継ぎ106.20円台まで弱含む場面もありましたが、日経平均株価の堅調推移などを支えに106円台後半へ反発しています。欧米市場に向けて、まずは注目イベントをチェックしておきましょう。

3/13(火)
21:30☆米2月消費者物価指数
23:30 ポロズ・カナダ中銀総裁、講演
26:00 米30年債入札 (130億ドル)
----- EU財務相理事会(ブリュッセル)
----- 米ペンシルバニア州下院補欠選挙

3/14(水)
06:45  NZ10-12月期経常収支
08:50  日本1月機械受注
08:50  日銀金融政策決定会合議事要旨(1月22-23日開催分)
※☆は特に注目の材料

今夜のメインイベントは米2月消費者物価指数です。市場予想によると、前月比では+0.2%に伸びが鈍化すると見られる一方、前年比では+2.2%への加速が見込まれています。また、食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比+1.8%で前月と変わらずの予想です。来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、インフレの動向には注目が集まりそうです。なお、発表後は株や長期金利の動きにも目を配っておきましょう。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:106.200-107.400円)
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想