ひとまずは、コーン氏辞任後の米国市場の反応を注視か?

著者:市原義明
投稿:2018/03/07 18:07

◆今週末は3月SQと米国雇用統計を控えている

8日(木)の日経平均は、様子見ムードで軟調の想定です。

7日(水)は日本時間の朝に米国の国家経済会議のコーン委員長が辞任と伝わり、トランプ政権運営の不透明感で円高、株安の流れになりました。

時間外取引のダウ先物が大幅下落したため、後場にかけて軟調な展開になりましたから、明日はコーン委員長辞任の影響を見極める展開だと思われます。

米国株が下がっても、今日の後場の下げである程度は織り込んでいると思われます。ただ、影響がそれほどなかったとしても、積極的に買う手がかりも少なそうですので、様子見ムードが強くなりそうです。

また、今週末は3月メジャーSQに加えて、米国雇用統計も控えています。円高が重しになっている状況ですから、雇用統計の発表前の様子見も重なりそうです。

日経平均は5日線と25日線がきれいな角度で下向きを保っており、下方向の流れが続きやすい状況です。少なくとも5日線が上向きに変わらないと、買い優勢の流れにはなりにくそうです。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想