高砂鉄工<5458.T>は後場急動意。午後２時ごろに発表した第３四半期累計（１７年４～１２月）連結決算が、売上高７８億６１００万円（前年同期比１９．７％増）、営業利益４億２４００万円（同５９．７％増）と大幅営業増益となったことが好感されている。

　主力のみがき帯鋼で自動車部品向け受注が堅調に推移したことに加えて、原料価格の変動分の製品価格への転嫁を進めたことが寄与した。また、エンボス製品や市況の安定を受けた子会社のステンレス鋼材の卸販売も好調に推移し業績を押し上げた。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、売上高１０４億円（前期比１５．１％増）、営業利益５億５０００万円（同３０．３％増）、純利益３億８０００万円（同１１．４％減）の従来見通しを据え置いているが、あわせて未定としていた期末一括配当を９期ぶりの復配となる２０円に修正しており、これも好材料視されているようだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）