リーダー電子が一時15%高、放送関連設備の需要好調で18年3月期業績予想を上方修正◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/01/31 09:36
 リーダー電子<6867.T>が急反騰し、一時、前日比185円(15.6%)高の1372円まで買われている。30日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を30億円から30億7500万円(前期比32.0%増)へ、営業利益を1500万円から3500万円(同53.9%減)へ、最終損益を収支均衡から2000万円の黒字(同71.0%減)へ上方修正したことが好感されている。

 4K映像フォーマット対応関連設備をはじめとして、主力の放送関連設備の需要が好調に推移したことが売上高・利益を押し上げた。なお、同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高19億1300万円(前年同期比25.0%増)、営業損益600万円の赤字(前年同期2900万円の赤字)、最終損益1200万円の赤字(同3600万円の赤字)だった。

 また同日、車載用カメラモニターシステム(電子ミラー)試験装置の開発・製造に進出すると発表しており、これも好材料視されているようだ。本社ビルに日本電計<9908.T>が管理・運営する「車載用カメラモニターシステム試験ラボ」が開設されるのに伴い、カメラモジュールの検査・調整装置やカメラ検査用ソフトウエアで培った計測技術と画像処理技術を駆使して、同ラボ施設の計測支援を行うという。また、日本電計と共に試験装置を開発し、市場に投入するともしており、業績への貢献が期待されている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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