<動意株・30日>(前引け)=東洋機械金属、田岡化学、新家工

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/01/30 11:37
 東洋機械金属<6210.T>=ストップ高で、06年7月以来約11年6カ月ぶりの高値水準に。同社が29日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算が、売上高233億8500万円(前年同期比14.0%増)、営業利益15億9500万円(同17.2%増)、純利益10億6500万円(同35.1%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。自動車関連を中心にダイカストマシンの需要が堅調に推移したことに加えて、自動車関連や生活用品関連市場の好況に支えられ、射出成形機事業が伸長したこと寄与した。また、生産効率向上などに努めたことも利益押し上げに貢献した。

 田岡化学工業<4113.T>=急騰し、連日で昨年来高値を更新。時価は1994年以来約24年ぶりの高値圏に突入している。同社は接着剤や可塑剤のほか医薬中間体に展開する住友化学系の化学品メーカー。スマートフォンレンズに使う樹脂材料などが好調で収益を牽引している。29日取引終了に発表した18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算は、売上高が159億2000万円(前年同期比10.3%増)と2ケタ増収、営業利益は14億9300万円(同50.4%増)、最終利益は9億7500万円(同41.0%増)と高水準の伸びをみせポジティブサプライズとなった。

 新家工業<7305.T>=急騰し、昨年来高値を更新。同社は29日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を375億円から390億円(前期比7.3%増)へ、営業利益を16億円から22億円(同32.8%増)へ、純利益を11億円から15億円(同15.7%増)へ上方修正したことが好感されている。建設関連や自動車関連など全般的に堅調に推移しており、それに伴い設備稼働率が向上していることが要因としている。また、従来50円を予定していた期末一括配当を15円増額して65円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。前期実績の5円(ただし10月1日付で10株につき1株の割合で株式併合を実施)に対しては、実質増配となる予定だ。

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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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