終値ベースの年初来高値更新も、閑散相場で方向感は見られず

著者:市原義明
投稿:2017/12/25 17:45

◆明日は年内最終受け渡し日

26日(火)の日経平均は、クリスマスの海外休場で手がかり不足となり、横ばいの想定です。

25日(月)は、日経平均が終値ベースの高値をわずかに更新しましたが、売買代金は約2年ぶりの低水準となり、薄商いで方向感のない展開でした。

今晩はクリスマスで欧米市場の休場が多いため、明日は海外市場からの手がかりがほとんどなさそうですから、日経平均は小動きが続く想定です。

一方、明日は年内受け渡し最終日です。今年は利益が出ている個人投資家が多いと思われますので、損益を確定する売りが出やすくなるかもしれません。

そして27日は受け渡しベースの新年入りですが、2015年、2016年ともに受け渡しベースの新年入りが1兆5千億円台の閑散相場でしたから、動きが出やすくなる傾向も見られていません。

今年もあと4営業日ですが、明日で今年の売買を締めて、年末らしい閑散相場になるのではないかと思われます。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想