減税法案が下院で再可決
サンタクロースラリーよろしく、株式市場は高値圏を維持する一方、為替市場は相変わらず伸び悩み。昨日、減税法案が下院で再可決され、米10年債利回りは2.5007%まで一時上昇する場面がありました(終値2.4970%)が、ドル/円は113円台ミドルまでといった具合。減税法案が年内成立(ホワイトハウスはクリスマスから1月1日までの週に大統領が署名する可能性と発表)と言うことになっても、こちらのネタについては十二分に織り込まれているため、「予想で買われ、結果で売られる」パターンになるのかもしれません。
そしてクリスマス休暇明けからの市場のテーマは来年のFRBの利上げペースに移行し、以前から当欄で申し上げている長短金利差のスプレッド動向に目が向けられるのではないでしょうか。
冒頭で昨日の10年債利回りは上昇したとお伝えしましたが、ここ数年年初から長期金利は低下する傾向にあり(株式市場も同様)またそろそろ長短金利差縮小→ドル売りの流れになるのでは?と言うのが私のシナリオです。昨年末、トランプラリーに沸いていた市場が、年明けからトランプ政権の保護主義的な政策運営懸念へと変化し、株式・為替市場に調整の動きが持ちこもれたのは記憶の新しいところ。市場と言うのは同じネタでもポジティブから一転ネガティブに変化するものであることを頭の片隅にとどめておく必要があると思います。
このまま2017年が終わると、ドル/円の年間高低差は11円程度で終えることとなります。一般的にドル/円の年間高低差は15~16円ですので、かなりボラティリティが低い1年だったと言えるでしょう。となれば、その反動が来年起こるとしても何ら不思議ではないのでは?と考えるのは私だけでしょうか。
そしてクリスマス休暇明けからの市場のテーマは来年のFRBの利上げペースに移行し、以前から当欄で申し上げている長短金利差のスプレッド動向に目が向けられるのではないでしょうか。
冒頭で昨日の10年債利回りは上昇したとお伝えしましたが、ここ数年年初から長期金利は低下する傾向にあり(株式市場も同様)またそろそろ長短金利差縮小→ドル売りの流れになるのでは?と言うのが私のシナリオです。昨年末、トランプラリーに沸いていた市場が、年明けからトランプ政権の保護主義的な政策運営懸念へと変化し、株式・為替市場に調整の動きが持ちこもれたのは記憶の新しいところ。市場と言うのは同じネタでもポジティブから一転ネガティブに変化するものであることを頭の片隅にとどめておく必要があると思います。
このまま2017年が終わると、ドル/円の年間高低差は11円程度で終えることとなります。一般的にドル/円の年間高低差は15~16円ですので、かなりボラティリティが低い1年だったと言えるでしょう。となれば、その反動が来年起こるとしても何ら不思議ではないのでは?と考えるのは私だけでしょうか。