<動意株・28日>(前引け)=アサヒ衛陶、TAC、シーシーエス

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/28 11:38
 アサヒ衛陶<5341.T>=ストップ高。きょう付の複数のメディアで、中国の習近平国家主席が、「政府が進めている公衆トイレ美化運動『トイレ革命』について、更なる改善を求める異例の『重要指示』を出した」(読売新聞)と報じており、これを手掛かり材料視した買いが入っている。中国の公衆トイレは間仕切りがなく、用を足す際に隣の人と顔を合わせることから、「ニーハオ(こんにちは)トイレ」とも呼ばれている。中国政府では15年から、北京や上海などの観光地を中心に改善を進めているが、整備の遅れている地方や農村など全国的にこの動きを広める方針で、中国トイレ需要の拡大による需要増加への期待が高まっているようだ。

 TAC<4319.T>=続急騰。時価は2014年2月以来3年10カ月ぶりの高値水準。安倍政権ではアベノミクスの主眼として「働き方改革」や「人づくり革命」を看板に掲げており、首都圏を中心に会計や法律をはじめ幅広い分野の資格取得学校を展開する同社は国策関連銘柄として注目が集まっている。市場では「特別国会の会期が12月9日までということもあって、12月初旬にも安倍政権が打ち出す経済対策の具体的な内容が開示される公算が大きい」(準大手証券ストラテジスト)との指摘もあり、株価が早晩改めて刺激される可能性が意識されているようだ。

 シーシーエス<6669.T>=急反騰。同社は27日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、売上高を82億5000万円から89億円へ、営業利益を12億3000万円から14億6000万円へ、純利益を8億1000万円から10億5000万円へ上方修正しており、これを好材料視した買いが入っている。検査用照明など主力のMV(マシンビジョン)事業の国内での売上高が好調に推移していることが要因としている。なお、16年12月期は決算期変更に伴う5カ月決算のため前期との比較はない。また、業績予想の修正に伴い、従来30円を予定していた期末一括配当を15円増額して45円にするとあわせて発表した。

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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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